Friday, March 26, 2010, 23:46 - イベント
雨の日が続いた後の晴れの日は、花粉に注意が必要と言われています。
今日は、気温があまり上らないため、飛散量は抑えられるとの予報です。少しほっとしました。
そろそろ、スギに加えて、ひのきの花粉の飛散の季節でもあります。
さて、先日、ユニークな新聞記事を読みました。“スギの精霊”をまつっている神社があります。
花粉症症状の軽減のために、祈願する人がいる、という大変珍しい神社です。
場所は、鳥取県の智頭町(=ちづちょう)にあります。全国で杉をご神体にした神社はここだけ!
また、今年の1月、花粉症シーズンの始まる頃、
私たちがよく知る、CMキャラクターも花粉症祈願のために、この杉神社を参拝しています。笑
これは、製薬会社のキャンペーンの一環として宣伝されました。
花粉症の人々が苦しんでいるこの時期を楽しく乗り切ろう、という企画です。
みなさんは、鼻炎用薬「コンタック600プラス」のCMでお馴染みの、Mr.コンタック分かりますか?
“花粉症軽減を祈願して当てよう!コンタック フィジー島を独り占め!ウェブキャンペーン”
と銘打って、杉神社に参拝!また、鳥取県庁や鳥取砂漠でラクダに乗る!などなど。笑
写真がウェブ上で公開されているそうです。
このキャンペーンでは、期間中、来月(2010年4月)16日までの間に、
花粉症の悩みや応援メッセージを募集しています。ウェブページへの投稿です。
代わりに、その杉神社で花粉症軽減を祈祷してくれる、というもの。
更に、抽選で投稿者にフィジー諸島の離島への旅行もプレゼントしています。
さて、近年花粉症の軽減祈願の神社として注目を集めている杉神社についてご紹介します。
ご想像の通り、杉神社のある鳥取県智頭町は、良質の杉の木の産地です。
ウェブ上で調べたところ、建立されたのは、1950年、また1955年と二説あります。
地元の篤志家(=とくしか)として地域の慈善活動に取り組んできた人の一人が建てました。
米井信次郎さんが、杉への感謝や産業振興の願いを込めた神社です。
ご神体は、杉がモチーフの白い塔です。高さは、およそ12メートル、杉の精霊と呼ばれています。
創建の背景には、高度成長期時代の杉の乱伐による山林の荒廃もあります。
そのため、地元の方々が造林運動に取り組み、林業の発展など切実な思いも込められています。
花粉症の症状軽減というのは、近年のこと、林業の作業の安全祈願などのご利益があります。
最後に、智頭町の位置は、鳥取県の南東部、
かつては鳥取藩の宿場町、智頭宿(=ちずしゅく)があります。
歴史の道百選と遊歩百選に選ばれていて、神社の他に町屋など古い街並みが楽しめます。
最近、私の周囲では、ブログの内容、マスク姿をご覧いただいて、
ご心配する温かい声をかけて頂くことが多くなりました。ありがとうございます!!
花粉症に悩む皆さん、対策などしっかりして、辛い季節、お互い頑張りましょうね!
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