*****  2009May31stSun   *****   2009年ホタル前線!ただ今北上中!大阪の蛍のイベントのお話し!   
Sunday, May 31, 2009, 23:57 - イベント
昼間は快晴の天気で、思わず紫外線も気にせずお散歩したくなる様な温かさでした。
町の植物も花を咲かせ、葉の緑を青々と茂らせています。忙しく動き回っていても、ふと癒されます。

この季節、気温や水温が上がったのを感じると水中から岸に上がり始める、ある虫がいます。
初夏の風物詩、ホタルの舞い始める頃です!幻想的に闇夜に光跡を描きます。
幼虫の間は水中で過ごします。
朝の最低気温が16度を上回るようになるとホタルは見られるようになる、と言われています。
今年は例年に比べますと、冬から春に掛けて温かかったためにホタルの見頃が早まっています!

気象庁が先日、各地の2009年の「ホタル」の初観測を発表しました。
一番早かった宮崎で、4月30日、岡山で今月(5月)13日、京都で今月18日に観測されています。
去年に比べますと、それぞれ、21日(宮崎)、11日(岡山)、19日(京都)早く、
京都は観測史上最も早く、宮崎は過去2番目、岡山は過去3番目の早さでした。
また、民間の気象情報会社ウェザーニュースによりますと、
来月(6月)上旬に東海と関東北部、来月下旬に東北、
7月下旬には北海道でもホタルが飛び始める、と予測しています。

既に、九州や中国地方でほ、野生のホタルの目撃情報が寄せられています。
日本ではおよそ40種類のホタルとその仲間がいます。
ゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタル、が有名ですね。
気象庁が観測しているのは、ゲンジボタルとヘイケボタルです。

 

さて、自然界のホタルは桜と同じように季節の到来をホタル前線として告げられます。
大阪の街中では、ホタルが放流されたり、ホタルの鑑賞会が開催されたり、する行事があります。

1994年から毎年ゲンジボタルの放流を行なっているのが、
大阪のキタの繁華街にある大阪市北区の空中庭園展望台の梅田スカイビルです。
今年は、中旬頃までにおよそ2500匹が放流します。
長年、人工の森のエリアで実施していて、ホタルの幼虫の餌のカワニナを放流しています。
その甲斐あって、近年はそこでの繁殖も見られホタルが生息しています。 
都会にして、生育環境が整ったという訳なんです!!

また、大阪市浪速区にある商業施設なんばパークスでは、ゲンジボタルおよそ300匹を放ちます。
今年で6回目のホタル観賞会「ホタルの夕べ」で、来月(6月)6日・7日と開催されます。

最近は、「水都大阪」として積極的に町を流れる川の水質浄化活動なども行なっています。
ホタルが舞う町を実現させ、子供たちの未来に受け継ごうと、諸団体が積極的に取り組んでいます。
6月8日には、大阪・みなみの繁華街を流れる道頓堀川の地元の団体が大イベントを開催!!
「大阪道頓堀心斎橋ライオンズクラブ(LC)」は、「道頓堀ホタル水宣言」と題して
世界的ビデオアーティストの長谷川章さんや桂三枝さんをゲストに招いて市民へ呼びかけます。
三枝さんの高座やフォーラム、デジタルアート芸術を取り入れた盛りだくさんのイベントです。
大阪市北区中之島の大阪市中央公会堂という歴史的建造物で開催されます。
そして!夜の9時からはその情緒ある中央公会堂の壁を使って、
「デジタル掛け軸」たるものが登場するそうです。
光と音の幻想的な芸術として、作品のタイトルが“一夜限りの親水空間”です。
大阪へお勤めの方々も、会社帰りに立ち寄れそうです。

最後に、自然のホタル、また川辺に放流されたホタルを鑑賞する方にプチ情報です。
専門家の話によりますと、
ホタルを鑑賞するのに最も最適な時間帯は、日が沈んだ後の1〜2時間です。
その時間帯が最も、蛍が活動的で多く飛び回るんだそうです。

各地にホタルの鑑賞スポットがあります。
みなさんも暗がりの浮かぶホタルと夜の虫の鳴き声の癒されに、出掛けてみてはいかがですか???



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