*****  2009Jan20thTue   *****   クローン牛・豚を食肉として国が認めた!これからどうなるの?というお話し!     
Tuesday, January 20, 2009, 23:43 - 美食
いよいよです!アメリカの「変革」の始まりに、世界が動く!と注目が集まっています!
現地時間で1月20日正午(日本時間で今夜遅く)アメリカの大統領にバラク・オバマ氏が就任します。
ワシントンに200万人の国民が期待を胸に集まっています!遂に、歴史的瞬間を迎えます!

さて、今日の写真は、兵庫県の西に姫路という地域があります。
その姫路から発祥したと言われる、辛い味噌を使った、鶏や牛の内臓、野菜などの具の鍋です。
唐辛子を使った味噌、そこで「唐鍋」と呼ばれています。好みで辛さを調節してオーダーします。
鍋の前に、焼き肉をする、というのもこの「唐鍋」のちょっと変わったルールです。笑
その理由は、発祥地の周辺は上質で新鮮な鶏肉が仕入れやすかったから、と言われています。



今日の話題は、
「食の安全性」が重要視される時代に、最新ニュースから「クローン牛の安全報告」についてです。
昨日(2009年1月19日)、内閣府食品委員会が「クローン牛・豚が安全を有する」と報告しました。
この報告で「流通している食品と同等な安全性がある」と国食肉として太鼓判を押した事になります。
国がクローン牛・豚を「安全」として、流通の可否判断をするということで、、近い将来、
クローン技術で生産された牛や豚が市場に流通するかも!?、しれないのです。
この報告が、端を発して専門家や消費者の間で、「本当に安全なのか?」と、物議を醸しています。

今回の内閣府食品委員会の報告内容を簡単に説明しますと。
みなさん現在、人工授精で繁殖した牛が広く流通されていることは、知っていますか???
人工授精の牛と、クローン牛を比べ、栄養成分、アレルギー誘発性などの項目について
「相違がない」と確認し、結論に達したというものです。

しかし、クローン牛には、死産や出産直後の死亡、または病気が多いのですが、
未だに、その詳しい原因は分かっていません。
そうした事で、消費者側からの懸念は静まる事はなく、実際に多くの消費者が不安視しています。

この点については、今回の報告で、異常な症状の「原因は従来の繁殖技術にもある」、
また、「六ヶ月を超えると同様に発育する」とその後の安全を指摘しています。
その上で、子孫を含めて「差異はない。」と結論付けています。

この流れについて、実はアメリカとEUの決定にも大きく影響を受けていると言われています。
去年、それらの国ではクローン技術で生まれた牛や豚からできた食品について
「安全性に問題はない」とまとめています。
日本の厚生労働省によりますと、
「欧米諸国で市場にクローン牛や豚が流通しているとの情報は得てない。」というものの、
今回の報告のについて専門家からは、アメリカからの輸入される可能性があるクローン牛肉に
正当性を持たせるのが目的、と批判の声も挙がっています。

また、一方ではクローン技術のメリットである、優秀な動物のコピーが簡単なので、
良質の肉質、生産性、の優れた牛や豚、また乳量の多い牛の繁殖に繋がると期待する声もあります。



各社が今朝、伝えた記事によりますと、国内でクローン牛が流通する可能性について、
作業部会の座長、近畿代大学や薬学総合研究所長の早川尭夫は、
現時点では、研究費にただ多額が費やされ、また生産の効率も悪い事から高価になるため、
既に生まれたクローン牛が食品として流通する可能性は低いとの見方。

また、市民バイオテクノロジー情報室の代表は、「非常に性急な結論」という印象とし、
今後、情報公開の不十分、流通を容認しないように、など国へ強く働きかけていく意向です。

「20世紀は人間は“どこまでできるか”を追求する時代、
 21世紀は“どこまでやってはいけないか”を考える時代」であると専門家は話しています。

また、現時点では、クローン食品について表示が義務付が法律で定められるかどうか、
厚生労働省でも農林水産省でも議論の段階だと言います。
国内での「安心」「安全」「規準」の条件全てが揃った上で、流通がスタートになり、
消費者個人の意志に委ねられる形になることが望まれます。



  |  このエントリーのURL  |   ( 3 / 1984 )

戻る 進む