Tuesday, August 12, 2008, 23:51 - 健康・栄養
北京五輪で日本勢の金メダル獲得の朗報が次々と報じられています!!
車での移動中、オリンピックの結果をラジオで耳にして、窓の外に視線をふ・・・とやると、
ピンクに染まった夕焼けが見えました。アスリート達の成果をお祝いしている様に見えました。
積乱雲がピンクやオレンジの空の色で縁取りされている様に見えて見事!です。。。
今日の写真は、先日神戸の有名洋菓子店のカフェコーナーで頂いたチキンサンドイッチです!
夏だからこそ、栄養のバランスのとれた食生活を心がけたいものです。


今日は、中国の健康食の思考について。中国の戦国時代から陰陽五行という言葉があります。
食べ物の話しに入る前に少し、この陰陽五行の思想・学説の基本を簡単にお話しします。
「陰」と「陽」は天地間で互いに対立しつつも、万物を形成しているという2種類の気の事です。
具体的にそれぞれの例を挙げて比較してみますと、対立しているのがよく分かります。
「陰」は、影・暗・柔・水・冬・夜・植物・女 など、
「陽」は、光・明・剛・火・夏・昼・動物・男 などです。
宇宙の初めの話しにさかのぼります、最初混沌ととしていた状態だったと考えられています。
そこから、光に満ちた明るくすんだ気「陽の気」と重く濁った暗黒の気「陰の気」が生まれ、
陽の気が上昇して「天」、陰の気が下降して「地」と変わりました。
「陰陽道」「陰陽師(おんようじ)」「陰陽寮」と平安時代の物語や映画の題材となるのが、
この陰陽五行の知識の基で、吉凶・禍福を占う方術の事です。
「天」と「地」が形成された後、能動的な性質を「陽」、受動的な性質を「陰」に分類して、
この2つの気の働きで万物の事柄・現象を解読しています。これで未来も予測してしまうのです。
そして!体の健康も「陰」「陽」のバランスで維持するというのが、陰陽五行の教えです。
夏の食事への配慮も説かれています。ずばり!!夏野菜は取り過ぎに注意!!です。
夏に旬を迎えるピーマン、シシトウ、オクラ、キュウリ等の緑色の野菜は、
身体を冷やす性質を持つ「陰」の食べ物です。「陽」の食べ物と合わせるなどの配慮が必要です。
「陽」の性質を持つのが「肉類」、黄色の「果物類」、土に根をはる「根菜」などです。
(Ristorante FUWA le 2007年4月19日の記事には中国漢方の「陰」のデザートが紹介されています。
***** 2007APR17thTue ***** 体は宇宙ってホント!?(By中国漢方マインド)
☆☆☆☆ 画面右側の「サイト内検索」に「宇宙」とキーワードを入力して下さい! ☆☆☆☆)
さぁ!みなさんはこの「陰陽五行」の「陰」と「陽」の健康食の思想どう思われますか???
「医食同源」という古代思想から端を発している中国の食に対する考え、
その考えを古くから取り入れて、根付いている地域が日本にもあります。それは沖縄です!
「食はヌチグスイ」ヌチグスイは沖縄の言葉で「命の薬」という意味があるそうです。
万物の生成消滅の変化は「陰」と「陽」の二気によって起こる。・・・なんだか心に残る言葉です。
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