Friday, May 30, 2008, 23:50 - 健康・栄養
各地で「入梅宣言」がお天気ニュースで伝えられる季節になりました。
これからじめじめした時期に入り、生鮮食品を中心に食べ物の保存にも注意が必要な気候です。
さて!今日の話題はその食品に表示されている「消費期限」と「賞味期限」の違いについてです。
5月18日に内閣府の国民生活選好度調査の結果が発表され、一般の方々の認識度が分かりました。
みなさんは、消費期限と賞味期限、その違いについて考えてみたことはありますか???
今日の写真は、北緯1度のシンガポールで暮らしの中で見かける独特の飲み物!
こうした発色の良いジュースやデザートは少々珍しく映ります。南国独特の色合いです!
屋台感覚で立ち寄れるカフェや露天の飲み物です。
「消費期限」と「賞味期限」を誤解している人が多いという調査結果が出ました。
内閣府のこの調査結果によりますと、
消費期限について34%、賞味期限について46%が正しい認識ができているというものです。
ということは、多くの人が誤解をしている、もしくは不確かな認識ということになります。
この国民生活選好度調査は、内閣府が行っているもので、
生活政策を検討する目的で、一般の価値観やニーズ、政策に関する評価を調査・分析しています。
今回の調査は、2008年の2月〜3月に実施しています。調査の対象は、15〜80歳の男女です。
無作為に選んだ調査の結果、4164人の回答が得られました。
こうした国民の意識調査の結果が新たな政策に活かされます。
消費期限と賞味期限は飲料・食品のパッケージに見られます。消費期限は工業製品も含みます。
簡単な違いは、消費期限は比較的劣化の早い食品、賞味期限は比較的遅いとされる食品です。
消費期限は製造日を含めて5日以内は安全とされる食品、
一方、賞味期限は製造日を含めて5日以上長期に渡って品質が維持できます。
いずれも、製造者や輸入者が定めている、保存方法の環境での期限という事は共通しています。
少し話しが複雑がそれますが、以前、「品質保持期限」という表示もありました。
2005年以降廃止となった表示法です。この品質保持期限は「賞味期限」と同じ意味でした。
つまりは、こうした表示はその飲料・食品などの商品の安全を確認するための、目安となります。
また、ここで言う、「定めた保存方法」というのも、温度や直射日光に当てないなど様々です。
簡単に、身近な食品の保存に適した方法を紹介しましょう。
冷凍食品は−18℃以下、食肉・魚介類が10℃以下、牛乳・卵・調味料・ジュースは3〜6℃、
野菜や果物は5〜7℃、主なチーズは7,8℃、ハムやかまぼこなどの加工食品は−3℃、など。
一昨日(5月28日)、大阪の高級料亭「船場吉兆」が廃業を決めました。
外食産業の衛生管理や安全性、またその認識の度合い等全国的に注目が集まったニュースでした。
日頃から注意をして家庭での意識を高めることから、良い効果が生まれるのかもしれません。
なにより、身体の健康を保つための食事です。新しい季節も元気に過ごしたいものです。
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