*****  2007Dec11thTue   *****   シンガポールから手軽なカンボジア旅行の話〜PART4〜天空の城ラピュタの舞台の遺跡! !  
Tuesday, December 11, 2007, 15:15 - プチニュース
               サッカークラブ世界一決定戦浦和レッズが準決勝進出!!

昨夜からスポーツ・報道番組の全てのチャンネルで喜びいっぱいに伝えられました!
日本勢で初出場したアジア代表の浦和が、第2アジア代表のイラン、セパハンを下しました!!
愛知県の豊田スタジアムに3万3263人のサッカーファンを集めて行われたトヨタFIFAクラブ
ワールドカップの準々決勝の残り1試合。この勝利に日本中が歓喜の声で沸きました!
そして!次の対戦カードは欧州の王者イタリアのACミラン。
選手やサポーター達が胸を躍らせインタビューに答える様子をTVで見る度に
次回のゲームが待ち遠しくなります。13日横浜国際総合競技場でキックオフです!!

さて、今日は雨が降り、寒さも緩み11月中旬並みの気温と伝えられている日本です。

昨日の続き・・・宮崎駿監督の映画「天空の城ラピュタ」の舞台、アンコール郊外の「ベンメリア」、
アンコールワット建造前の11世紀末〜12世紀初頭に造られた巨大寺院。
遺跡は現在も修復がされていないため、崩壊の度合いがひどく寺院の全様は想像の世界です。
それゆえに、訪れた人々を魅了するのでしょう。



この遺跡、とっても気に入りました!涼しくて、マイナスイオンを浴びている感じがします!
「花束の池」という意味が込められた古代の寺院「ボンミィアリア」。
当時、石切り場に近くて、良質な砂岩でていねいに造営されたと伝えられています。

この遺跡のちょっとユニークな散策の醍醐味は、「探検する」こと!でしょう。
このごろごろ転がっている石をよじ登り、道無きところを進んでいきます。
時々、ガタガタ揺れる石があったり、隙間が大きく開いているところをジャンプしたり、
↓↓↓↓↓ 写真 回廊の天井がきれいに残っているところでは、その間に入っていく事ができます。
その周囲に雑多に崩れた柱や石の様子を見ていますと、↓↓↓↓↓ 写真 少し恐怖感も覚えます。笑



一部は、木のはしごや渡り廊下がかけられて、子供さんやご高齢の方でも通れるようになっています。ガイドさんがいろいろ教えて下さいました。5年ほど前はこのはしごや廊下一切無かったそうです!驚

それから、長方体の石の柱いの重さの話。例えば、縦×横、1m強×50〜60cm。
蹴っても、揺すっても、上っても、ビクリともしません!それもそのはず・・・9t(トン)ぐらい。 
恐怖心も持ちつつ散策していましたが、この寺院跡の石柱達は何百年も動いていないそう。
石の表面には緑やこげ茶色の苔が生え、大木の根が張り巡らされ、完全に固定されている状態です。
訪問者はうっかり足を滑らしたり、転倒しない限りは大丈夫なんでしょう。



専門家によりますと、平面展開型と呼ばれる寺院構成に属している構造で、
三十の回廊と、十字型の中庭、などがあり、伽藍配置と言います。
このことから、僧が集まり住んで、仏道を修行する、清浄閑静な場所であったとされています。

この遺跡では、比較的損壊の程度が軽い場所で当時の寺院内の彫刻絵を見る事ができます!
欄干や回廊や屋根の破風、排水口、窓や天井・・・に、仏教の物語の姿などが描かれています。
↑↑↑↑↑ 写真 ラーマーヤナ物語の一説、身の潔白を証明するために火の中に飛び込む姫の姿が。

↓↓↓↓↓ 写真 この遺跡で最も有名な装飾です!崩壊した寺の中で破損の無い様子が神秘的です!
ナーガと呼ばれるインド大乗仏教中観(ちゅうが)派の祖。5つの顔を持つ大蛇のコブラの様です。
こうした断片的に残るの面影は寺院の全貌が明らかでないからこそ、人々の想像を掻き立てます。



あまりにもこの空間が気持ちよいと思ったのか、屋根の上で寝そべって音楽を聞く観光客もいました。
その若い男性の様子を見て「油断したら・・・」、大丈夫???、と、少し余計な心配をしてしまいました。笑

30代の女性DJ3人組の私達、帰りの車で好き好きに言いました。
「私一人であの遺跡で一日中過ごせるよ。」「子供の頃の森の中の探検ゴッコ思い出した!」
「年をとる前にもう一回来れたらなぁ・・・。」「足、腰が強いうちに。ねぇ。。。」「絶対に!ねぇ。。。」



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