*****  2008Nov28thFri   *****   2008年新型インフルエンザ予防の励行の勧めのお話し! 
Friday, November 28, 2008, 23:51 - 健康・栄養
大変です!厚生労働省が今年の新型インフルエンザの影響の試算を聞いてびっくりしました!
鳥から人へと強い感染力を持って重症化する高病原性の鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)。
これが、日本国内で大流行してしまうと、一日あたり入院患者数は10万人を超え、
会社の欠勤率は10日で最大40%となり、社会機能が軒並みストップする!事態が懸念されています。
そのために銀行のATMが使えなくなったり、ガソリン供給停止になったり、する恐れがあり、
さらに、厚生労働省は各家庭で最低でも2週間分の食料備蓄を提案しています。
国内で発生した時には、最悪2500万人が病院を受診、64万人が死亡すると推計しています。

また、国立感染症研究所が2008年11月19日に発表したインフルエンザ患者数の発表では、
合計 1459人にまで広がっている、とのこと。
10年〜40年に1度の周期で発祥する未知の感染症、と恐れられているこの新型のインフルエンザ。
人が免疫を持たないために、感染した場合に肺炎等、重傷となり死亡する可能性が高いのです。

世界保険機関(WHO)によりますと、
2003年11月以降、世界5カ国で387人が感染して、そのうち245人が死亡。
2008年9月までに感染者36人のうち28人が犠牲になりました。徐々に死亡する悪化傾向にあります。
これまで、インドネシアや中国などアジア諸外国で流行しています。
発症した多くの地域が、養鶏所と住居が近接しているという環境です。
鳥インフルエンザが変異して、人から人への強い感染力を得てから発生すると考えられています。

 

その最悪の事態を現実にしないためにも、一人一人の予防意識が重要になってきています。
手洗いとうがいの励行とマスクの着用が効果的。
厚生労働省は今年(2008年)の9月、推奨するマスクを発表しました。
この推奨マスクは予防用ではなくて感染した場合に他の人にうつさないないためのものです。
ガーゼではなくて「不織布(ふしょくふ)」と言われる目の細かいマスクの着用を求めました。
不織布マスクを発症に備えて一人当たり20〜25枚を用意することを薦めています。
やむを得ない場合の外出にはマスクを着用して、ウイルスの飛沫を防ぐ様にとの事です。
流行の第一波は8週間続くと見込まれています。

逆に予防用のマスクもTV番組で紹介されていました。
インターネット上でも販売されてている「N95」というタイプのマスクです。
本来は、医療用で大勢の患者に長時間接する機会の多い医師が着用するものだったそうです。
新型インフルエンザをご家族や親類が発症した場合の看病にも使えると言われています。

最後は、お茶(緑茶)を使った効果的なうがいの話です。少しの工夫でその効果が増します。
カテキンが多く含まれていて、抗ウィルス作用があるというのは知られていますね。
お茶を使ってうがいをする時、意識してゆっくり喉を通すだけで消毒効果が増す事が分かっています。

これまでにも未知のウィルスが流行しました。1918年には「スペインかぜ」でおよそ4千万人、
1968年には「香港かぜ」でおよそ100万人の方が犠牲になりました。
それらのウィルスの残党が今の季節性のインフルエンザです。ワクチンの接種で予防できます。

研究がワクチンの開発にたどり着くまでは日常の感染予防のみに今後の行方がかかっています。
ウィルスの感染は感染者のくしゃみやつばの飛沫によりものがほとんどです。
その飛沫を捕捉できるのが、口と鼻を覆う事、その感染を予防するのにも同じです。
みなさん、社会のために手洗いとうがいの励行とマスクの着用が大切だと、確認し合いましょう!



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