*****  2008Nov25thTue   *****   緑茶と加齢臭、美肌、健康、その関係!お茶にこだわった研究のお話し! 
Tuesday, November 25, 2008, 23:20 - 健康・栄養
寒さが厳しくなりました。出会う人、出会う人、「寒いね〜〜〜。」から会話が始まります。
メールまで「ところで、相変わらず今日も寒すぎる。」と用件の次には、そんなメッセージが。笑

2年間、365日「夏の気候」の南国で暮らしていた私には、厳しい季節です。
かたや、そのシンガポールでは、「今日も暑い!」という会話なんでしょう。

今日は、健康に冬を越えるための、アイデアが豊富に生まれている「お茶=緑茶」についてです。

 

「お茶でインフルエンザを予防しましょう!」そうした健康法が浸透しています。
今は、緑茶は飲むだけじゃないんですって!その研究の末に出版されたのが、
「飲むだけじゃもったいないお茶クッキング」大妻女子大学の大森正司教授の著書です。

先日、大森教授の緑茶を効果的に健康に役立てる方法について、TVや新聞で紹介されていました。

その中から、ここで茶葉を使った入浴法を紹介しましょう!とってもお手軽です。
お茶を家族で飲んだ後に急須に残る茶殻。この茶葉をお風呂で健康的に再利用しましょう!
茶殻をまとめて、いらなくなったストッキングなどに入れます。
湯船に入れて入浴剤代わりに、またお湯に浸かっている間その茶殻で体をたたいたりします。

この入浴法の効能、気になりますね。
大森教授の話によりますと、体臭予防と美肌効果があると言えるそうです。

まず、臭いのお話し。カテキンの吸着効果が作用しています。
加齢臭、なんて言葉が聞かれます。「ノネナール」というのがその臭いの元です。
皮膚の老廃物に雑菌が繁殖し、このノネナールを発生します。

カテキンの吸着性は、細菌やウイルスに効果テキメンです!
くっついて死滅させたり、感染を防いで解毒したり、します。
そのため、ニンニクを食べた後の口臭にも軽減する作用があることも、研究で分かりました。

次に、美肌の効果。カテキンの抗菌作用です。
肌荒れの原因の予防、肌の老化・アレルギーの抑制へと働きます。

これは、お茶の効能の抗酸化作用によるものです。簡単に言いますと、
人間の体は、錆びます、それが病気や老化、に繋がる事はよく知られています。
発癌性や動脈硬化の要因となる過酸化脂質を生成する活性酵素のせいです。
カテキンの成分がこの活性酵素を除去して、錆びを防ぎます。

また、お茶を飲んだ時に感じますリラックス効果についても、茶殻入浴の効能でもあります。
緑茶に含まれているアミノ酸テアニンは、およそ1〜2%程、
この成分が神経のイライイラを鎮めて、ストレスの解消、すっきりな気分に導いてくれます。

 Ristorante FUWA le で寒い季節を迎える前に、自然派!?健康入浴剤の話題も紹介しました。
(良ければ詳しくは、バックナンバー10月18日(土)の記事へ移動して下さい!
 ☆☆☆☆  画面右側の「サイト内検索」に「入浴剤」とキーワードを入力して下さい! ☆☆☆☆
 *****  2008Oct18thSat   *****   身体を芯から温める秋が旬の健康入浴剤!のお話し!! )



大森正司教授は、茶殻をおいしく食べられる方法や、うがいに使うお茶の保存法など、
緑茶の効能を無駄なく使いましょう!と研究成果から提案しています。

うん、私が最も惹かれた効能は、「中性脂肪の消化を抑制できる」!です。
マウスを使った実験で明らかになったそうで、脂肪を消化しにくくする・・・ということは!
油っぽいものを食べても、その全部を栄養分として吸収しない、ということですね。
これから、年末・年始と食生活が乱れる季節を迎えます。笑 
脂肪の多い食事が重なる時には、お茶をたくさん飲んでカバーすると、良いかもしれません。

ちなみに、大森教授は
「日本型食事をして、規則正しい生活、さらにお茶をよく飲むことが健康に効きます!」と、
まとめています。その通りですね。はい!そうします!「乱れた食生活」はダメです。。。笑

みなさんも、暮らしに上手くお茶を取り入れて、健康に寒〜い季節を過ごして下さい。
茶殻をおいしく食べる方法とうがい等の健康のアイデアについて近いうちに記事にアップします!!



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