Thursday, October 23, 2008, 22:31 - プチニュース
「雨降って地固まる」が件名に入ったメールが届きました。窓の外はしとしと雨が降っています。
今日も止んだり降ったり、秋の長雨。土の下の草木の根に水分がたっぷりと補給されています。
さぁ！今日の写真は、第3弾の映画「Roman Holiday ＝ローマの休日」の名場面のスポットです。
8月のイタリア旅行が遠い日に感じています。写真や音楽、映像は、その時に引き戻してくれます。
↓↓↓↓↓ 写真 今日の名場面は、オードリー・ヘプバーン演じるアン王女と
グレゴリー・ペック演じる新聞記者ジョー・ブラッドリーの二人が、カメラマンと合流するシーン。
「G.ロッカ」という名前のカフェです。
実際には存在しないカフェですが、現在もこの周辺にはたくさんのカフェが存在します！
この建物は、パンテオン（Pantheon）と言います。「天使の設計」がなされた石造りの神殿です。
ミケランジェロが「天使の設計」と称賛したことで知られています、
現在も、古代ローマの建築物が完全な形で残っていることで、大変貴重な建物です。
Pan＝全て theon＝神 の意味 ローマの全ての神に捧げる万神殿！！
紀元前27年にマルクス・アグリッパが建設、紀元前118年にハドリアヌス帝が再建しました。
ルネサンス期を代表する画家、建築家ラファエロ・サンティ（Raffaello Santi）の墓もあります。
↑↑↑↑↑ 写真 欧米の観光客の方々は、リュックに運動靴とラフな服装で町歩きをしています。
パンテオンでは、現在でも週末にはミサが行われています。内部は、主祭壇を神々が囲みます。
偉大なローマの権力や神々の力。この歴史ある神殿を熱心な信者の方々は、何を思うのでしょう。
↓↓↓↓↓ 写真 古代ギリシア建築を代表する円柱が並びます。
実は、このパンテオンの周りでうらやましく感じた光景がありました。
この、神殿のエントランスにあたる円柱の間で、座っているカップルがいました。
二人はここで長い時間を過ごしているのが分かりました。それぞれ本を持ってきて読書しています。
私達はついつい観光名所で写真を撮影して、ざ〜〜〜っと要点を見るだけになってしまいがちです。
ローマ時代の神殿で、心を清められた気分のまま、本を読んだり、周辺でお茶したり、
休日の時間を惜しみなく使っている、そんな過ごし方もいいなぁ！ってうらやましかったんです。
そして、丸天井が最も優美な設計の箇所です。↓↓↓↓↓ 写真 直径 9mの天窓が開いています。
雨が降ると、神殿の中に雨が入ります。ここから差し込む光が天窓の周囲や床を照らします！
かつては、神々が祀られていました。現在は、ラファエロの他に、
イタリア統一に力を尽くしたエマヌエーレ2世、ウンベルト1世らの墓もあります。
最後に、日本農業新聞の最新記事から、お口の健康と身体の健康の相互関係のお話です。
今週、ライオン歯科衛生研究所と日本大学歯学部の共同研究によって、
メタボ患者は歯周病に高いリスクがあるという研究が発表されました。
この発表によりますと、男女共にメタボリック症候群のリスクが高い人は、
20代、30代でも歯周病にかかりやすい事が明らかになりました。
この研究では、24歳から60歳の男女、合わせて2478人を対象に調べています。
そして、肥満の指標のBMI指数、血圧、脂質、血糖値、歯周病の状態を比較しています。
歯周病は歯周ポケットで増えた細菌が原因です。
この歯周病ポケットができますと、そこに雑菌が溜まってしまいます。
その結果によりますと、メタボのリスクが高い人は、リスク低い人に比べますと、
歯と死肉の間の歯周病ポケットがある人が多かった、という事が分かりました。
研究チームの発表をまとめますと、歯周病と糖尿病は互いに影響を与えています。
今回の研究で、3つの相互作用を説明できます。
1つ目の、歯周病とメタボの関係の観点から言いますと、ポイントは肝臓にあります。
まず、この歯周ポケットからの菌に抵抗するため、ある物質ができます。
その物質が血液と一緒に運ばれて肝臓へたどり着きます。
そうしますと、血液中のブドウ糖が肝臓に吸収されるのを邪魔します。
それで、血液中にブドウ糖が残ったままになるため、血糖値が高いままの状態になります。
その結果、メタボや糖尿病になりやすいんです。
2つ目に、生活習慣病、簡単に言いますと食習慣の乱れによって起こる病気ですから、
メタボになりやすく、歯周病にもなりやすい、と言えるのです。
3つ目に、メタボの人や糖尿病の人は、
免疫力が低くなるために歯周病になりやすい、つまり相関関係があるとはっきり言えます。
ますます、普段から歯科での歯の健康の検査、必要だと感じます。。。
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