*****  2008Nov22condSun  *****   旅で心と体の健康を!新しい研究と乳がん検診のお話し! 
Saturday, November 22, 2008, 23:54 - 健康・栄養
先週、私、遅れ馳せながら、乳がん検診を受けてきました。
乳がんは、今や日本人女性の20人に1人以上がかかると言われています。
また、若い女性の疾患も増えています。
そのため、国は、40歳以上の女性は2年に1度検診を受けることを指針に織り込んでいます。

乳癌啓発のキャンペーン、ピンクリボンの活動も広く認知される様になりました。
先月(2008年10月)、ピンクリボン運動が始まってすぐに、「J.POSH」の活動を掲載しました。
(日本乳がんピンクリボン運動について詳しくはバックナンバー10月1日(木)へ移動して下さい!
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 *****  2008Oct 1stThu   *****   
 ピンクリボンで世界を繋ぐ「乳がんをなくす」キャンペーンのお話!)

写真は、ピンクリボンフェスティバル2008では夜間ライトアップを実施した神戸港のポートタワー。
去年(2007年)の12月、訪れる観光客やカップルのために懸命に飾りつけが進められていました。
今年は、もうクリスマスデコレーションは準備万端でしょうか???港も華やぐ季節です!





今日の話題は、旅行が体の免疫力の向上に期待ができる、=健康のヒントのお話です。
先週、新聞に掲載されていました。岡山県倉敷市の医師の伊丹仁朗さんが発表しています。
「旅行に出掛けると、血液中に含まれている免疫細胞の一種である、
がん細胞を破壊するNK細胞が活性化する。」と説明しています。

このNK細胞というのが、いわゆるナチュラルキラー細胞です。

生まれつき=natural、細胞傷害性細胞=killer cellという意味です。
つまりは、細胞を殺す働きにおいて事前に細胞に特定の抗原を与える等、感作の必要がありません。
Nk細胞について、2000年に海外の医学誌に、
日本の研究グループが調べた発ガン率とNK細胞との関係の研究について紹介されました。
この調査では、11年間、被験者の一般市民3500人を追跡しています。
結果、NK細胞の働きが弱い人は、そうでない人より癌の発生率が2倍近く高い事が分かっています。

伊丹さんによりますと、旅先で美しい景色を眺めて、優れた文化財に触れて感動することで、
ストレスホルモンが減って、NK細胞が活性化したと、考えられています。

関連して、旅とNK細胞の活性度について、東京都内のクリニックでの検査結果。
この検査の、被験者は、13人、そのうちの1人に、逸見晴恵さん、59歳がいます。
1993年に胃がんで亡くなったアナウンサーの逸見政孝さんの妻で、ご自身も子宮頸癌を患いました。
去年(2007年)仲間とドイツ旅行へ出掛けました。その前後にグループでNK細胞を測定しています。
晴恵さんと共に旅をしたメンバーのうち、10人が旅行前よりNK細胞が活性化していました。
ちなみに、晴恵さんの 活性度は 8%→ 12%へ、また参加者の平均は 35.6%→39.5%へ上昇。
NK細胞の活性度はもともと個人差の大きなものだそうですが、旅行効果期待できると言えます。
活性化したNK細胞も日常生活に戻ると、元に戻ってしまう、そうです。
伊丹さんは「日頃から、美しい芸術作品を見る等、感動体験をする心がけが大事」と話しています。

 

この時期、ピンクリボンのキャンペーンの甲斐があって、乳癌検査をする方が増えています。
私も友人から、医院でマンモグラフィーやエコー検査が実施されていると、聞いて予約をしました。
急を要している症状がある場合は、早められるということでしたが、およそ1ヶ月後の予約でした。
医師からの丁寧な説明が前後にはいり、時間は50分ほど。健康保険、3割負担でおよそ4000円。
個人の医院での検診では、当日結果を教えて頂けるのが嬉しいです。
帰る時、「まだまだ乳癌検診に来られる方は少ないです。お友達にも知らせて下さい。」と、
キャンペーンのピンクリボンを手渡されました。早期発見の大切さを伝えるシンボルマークです。

今日は、秋は旅をして、心も体も健康に!体の気になるところは検診に!!そんなお話でした。
健康はその人のためであり、家族やパートナー、周囲の人みんなのため、でもあると感じています。
病気の早期発見には、それぞれの日々の生活の中での意識、自己検診、定期健診が欠かせません。



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