Thursday, January 22, 2009, 23:45 - プチニュース
関西地方は今日は広い範囲で雨が降り続いています。しばらく続いていた厳しい寒さは緩みました。
一夜明けても興奮冷めやらぬ、第44代アメリカバラク・オバマ大統領の就任式。
初めての黒人の大統領の誕生に、歴史的瞬間に立ち会おうと全米から集まった観衆は200万人。
みなさんの周囲でも、就任式の様子を生中継で見て、今日オフィスで眠そうな人も多かったのでは?
今日の写真は、アメリカと日本の住宅街の季節の風景です。
上段、アメリカ東海岸ボストンに近いマサチューセッツ州の私の伯母やいとこ達が住む家です。
この季節は、雪深く、雪像です。従姉妹の10代の子供達が作ったんですって!笑
下段、この寒い中鮮やかなピンクの花を咲かせていました。見つけて嬉しくなってしまいました!

気温氷点下5度の寒空の中、黒いコートに赤いネクタイで登場したオバマ大統領、
世界の人々が見守る中就任式をワシントンDCで行いました。
4万人の警備要員で、厳戒態勢がとられました。
60万人のワシントンDCの人口、そこに200万にが集結しました。
敬愛する第16代・リンカーン大統領が、148年前に、実際に使用した聖書を使って就任宣誓し、
その後19分30秒スピーチを行いました、その一言一言に、国民から大きな拍手が沸き起こりました。
就任式のあと、観衆の興奮がさらにヒートアップしたのが、就任パレードです。
連邦国会議事堂からホワイトハウスまでの2.7kmの道のり、専用車で出発しました。
これまで、安全面でリスクが高すぎるとされていました。物々しい様子に映りました。
しかし!!なんとホワイトハウスの手前200m車の外へ降りて、その姿を見せました。
その後、大統領と夫人は揃って国民の声援の中を歩きました!!まるで映画のワンシーンの様。
その時間は合計 14分間。意外な展開にますます国民の歓喜は高まり、感動の嵐に包まれ様でした。
アメリカ国民といっしょに力強く歩く事の決意の表れと称賛され、世界に伝えられました!
この式典には、著名人が参列しています。ここで、そのごく一部ですが紹介しましょう!
歌手、ソウルミュージックの女王 アレサ・フランクリンさん66歳、
元プロボクシングヘビー級王者 モハメド・アリ67歳、
また、7歳の時にケネディー大統領の前で演奏した事があるという
世界を代表するチェロリスト ヨーヨー・マーさん53歳。
そして、最近話題になった、ハドソン川に奇跡と称えられた、ニューヨークの空港から飛び立った
飛行機の危機をとっさの判断で救ったUSエアウェイズの機長、も参列していました。


就任宣誓スピーチにも注目が集まりました。
「困難な時こそ結束して変革に取り組む事により、
人種や信仰などの違いを乗り越え、アメリカ国民の価値は発揮される」と呼びかけました。
これまで、名スピーチで、アメリカ国民の心に火をつけ、支持を受けたオバマ大統領。
最後に、その言葉をアメリカの紙面から抜粋して、簡単に振り返りましょう!
スローガン「YES WE CAN」、
また経済危機の渦中の嵐の中の「CHANG」という言葉がこだましました。
2004年7月27日、民主党大会の基調演説では、
「リベラルのアメリカと保守のアメリカがあるのではない。あるのはアメリカ合衆国だ。」。
2008年1月3日、「アメリカの変革の時が来た。われわれは希望の道へ歩き始める。」。
2008年1月26日、サウスカロライナ州予備選の勝利宣言で、
「この選挙は黒人対白人の戦いではない。過去対未来の戦いだ。」。
2008年11月4日、大統領の勝利演説で
「勝利はあなた方のものだ。人民の、人民による、人民のための政治は滅びていなかった。」。
こうした言葉に心を動かされ、アメリカの政治に関心を寄せた人は国外にも多いでしょう。
華々しいアメリカ大統領の誕生に、世界中がお祝いムードとなりました。
今後、いかに国内経済を活性化するのか、肝いりの景気対策など新政権の政策に期待しています!
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