****  2009Sep19hFri   ****   シンガポールのホームパーティー!お酒のアテの 郷土料理、otah otahのお話し!  
Saturday, September 19, 2009, 23:56 - 美食
今日はご近所の中学校で「体育祭」が開催されていました!
関西地方は朝は大変冷え込み、ひんやりとした空気が漂っています。

シンガポール旅行からはや1ヶ月、一瞬で9月が過ぎようとしています。
これまでは、1歩先の季節を迎えるのが「日本列島南側のエリア」でした。
今度は、「日本列島北側のエリア」から早くも晩秋の季節の足音が聞こえ始めています。

北海道の大雪山系の山々が紅葉の季節を迎えています!この連休中に紅葉狩りのピークです。
今色を染めているのが、ウラジロナナカマド、ウラシマツツジ、ウコンウツギといった品種の木、
標高2078mの赤岳は、既に登山口にあたる銀泉台で黄色や赤色の紅葉が見られます。
観光客がたくさん訪れています。今年(2009)の紅葉の特徴は、赤色が濃く色づいている様です。
赤岳の中腹辺りまでの紅葉は、シルバーウィーク〜下旬頃まで見頃が続きます。

今日は、シンガポール独特の家庭料理を紹介しましょう!
まず、1枚目の写真は、“オタオタ(otah otah)”です。シンガポールに在住の、恩師のお宅です!
2枚目は、華僑のシンガポール人の家庭ではお馴染みの料理“餃子”、水餃子ではなく焼き餃子です。






ここで、オタオタについてお話しましょう。シンガポールに住んでいた時、よく目にした料理です。
笹の葉の様に見えるのが、バナナの葉、もしくはパンダンの葉です。
熱帯モンスーン気候の土地だからふんだんに収穫できる、南国の植物です。
ちなみに、モンスーン気候は、熱帯でも雨季・乾期に分かれていて、一年を通して高温多湿です。

日本の料理にも、こうして植物の葉に包んで蒸す料理がありますね。
それと同じで、このotah otahも、蒸す事で自然の香りを食材にエッセンスとして風味を加えます。
マレー半島流、かまぼこ!中身は、海老やサバのすり身を混ぜ、ココナッツミルクを加えたものです。

シンガポールが、マレー半島の南の端、つまりはアジア大陸の最南端に位置しています。
元々マレーシアと国境と壁を隔てず、この周辺は1つにだったことからマレーの文化が残るんです。
otah otahのオタ(otak)という名前も、=マレー語で“脳ミソ”という意味です。
マレーシアの南部に、ムアー(Muar)という街があり、otah otahの発祥地という説もあります。
現在の、シンガポール、マレーシアなどの地域に根付いた郷土料理、と言えるでしょう。

シンガポールは中国系、インド系、マレー系などの人々をはじめとする多民族で構成されるため、
各文化がうまく混じりあって独特の文化があります。その代表が“プラナカン文化”です!
そして!食文化こそがその代表される1ツです!今の人々の暮らしに欠かせない要素となっています。

otah otahはめっちゃくちゃ、ビールに合います!甘辛いスイートチリでとてもスパイシーです!
みなさんの、ご覧の写真の通り、TIGER BEER(タイガービール)が進みました!
シンガポール観光の際は、是非、現地の屋台にあたるホーカーズでご賞味下さい!ビールと共に!笑
にもotah otahについて Ristorante FUWA le のバックナンバー掲載しています。ご覧下さい!
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****  2008Jun10thTue   *****    
「タオタオ」「ポピア」って知っていますか?シンガポールのスナック(軽食)のお話し!)



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