*****  2009Jan18thSun   *****   源義経が訪れた日本最古の厄除け神社の大祭&“神社庁ってなぁに?”ってお話し!  
Sunday, January 18, 2009, 23:48 - イベント
今朝は、寒さも緩んで、絶好の「厄除け日和」!?となりました。笑
神戸が、雨が降り出したのは幸いにも正午の事でした。
今日から、3日間神戸市須磨区にある多井畑(たいのはた)厄除八幡宮では厄除大祭です。
毎年1月18日〜20日の日程で開催されています、今年は5年ぶりに週末にあたりました。

日本最古の厄除けの霊地と、伝えられているのがこの神戸の厄神(やくじん)さんです。
1200年の遺跡と言われています。770年=神護景雲4年6月に世に疫病が大流行しました。
それを鎮めるために、広範囲にわたって10箇所に疫神を祭って厄払い行われました。
その疫神が祀られた場所は、大和、山城、河内、摂津、和泉、この五畿内の国境にあたるところ、
多井畑厄神がまつられたのは古山陽道の摂津と播磨国のくにざかい、にあたります。
遺跡と位置づけられる多井畑厄除八幡宮の境内には、歴史上で須磨に配流された在原行平や
一の谷の合戦の際には源義経が祈願に訪れたと言い伝えられています。

↓↓↓↓↓ 写真 今朝はたくさんの人で参詣道も埋め尽くされていました。
拝殿までの道もお年寄りや子供さん連れ、若い夫婦など、ゆっくりゆっくりと足を進めていました。
厄年のお払いの他、疫病退散、病気平癒のご利益があるとして、多くの方が祈祷や参拝に訪れます。



厄神さんによって様々な方法で行事が行われていますが、
多井畑神社では参拝者は「ひながた(人型)」と呼ばれている人の形の紙を身代わりにします。
女性の手のひら程の大きさの紙に、災いを取り除いてもらいたい人の名前と数え年を記入します。
本殿の裏の「疫神祭塚」にある、水の上に浮かべ流します。身代わりの意味があります。

これは平安時代の宮廷や貴族の間で陰陽師(おんみょうじ)によって行われていた行事がルーツで、
人型の神を本人の代わりとして、これに災いや穢れ(けがれ)を移し水に流し取り払ったそうです。
現在でも、お参りすることで無病安泰な日々が送れると信じられています。

「疫神祭塚」の水にはひながたがたくさん浮かべられています↓↓↓↓↓ 写真
水に浮かべるのにも長蛇の列ができています。
みなさん、来られなかった方の分までご利益があるということで、
家族、親族の方々の分までひながたを記入していました。10枚以上という方もいらっしゃいました。 



今日の Ristorante FUWA le では、私の地元の厄除け神社についてお話しました。
最後に、神社庁(じんじゃちょう)って知っていますか?
              みなさんのお住まいの地域の神社を取りまとめてくれています。
神社の本庁のような地方機関の事で、各都道府県に1ツずつ設置されています。
例えば、「自宅の氏神様はどこなのか???」という一般的な質問にも答えてくれます。
神社庁は、神社の活動やPRの窓口になっているだけでなく、
神社・神職の指導や祭祀・地域活動の振興を図る活動などを行っているところです。

無宗教だからこそ、どこへ聞いて良いか分からない様な、神社やお参りの疑問を教えて頂けます。





  |  このエントリーのURL  |   ( 3 / 1860 )

戻る 進む