*****  2007Dec17thMon   *****   シンガポールから手軽なカンボジア旅行の話〜PART7〜カンボジアの美の総まとめ! ! 
Monday, December 17, 2007, 17:23 - プチニュース
カンボジアの旅行記を締めくくる、シェムリアップで見た美しい景色についてのお話です!

アンコール・ワットは天候や時間帯でその表情を変えると言われています。
その中でも、時間帯、太陽、光、空など、その瞬間の情景が印象的な写真をピックアップしました。

アンコール・ワットは、その昔、クメール王国が建造した巨大な寺院の群れでした。
宗教施設として、たくさんの神々が宿っているとされています。そのため古の時代からこれまでの間、
大地が照らされる朝陽で神が目覚め、日が地平線に沈む夕方神が眠りにつくと。信じられています。
だから、この遺跡群で見るサンライズとサンセットは神々しく写ると言われています。

サンセットで一番人気のスポット、↓↓↓↓↓ 写真 プノン・バケン山から撮影しました!

 

アンコール三聖山と呼ばれている山頂にある9世紀末のヒンドゥー教の寺院です。
360度パノラマで、アンコール遺跡群の大部分と国際空港などの景色を望み見る事ができます!!
夕方5時30〜35分頃、↓↓↓↓↓ 写真 一気に真っ赤な太陽がジャングルの自然の中へ沈みました。

アンコール・ワットの建物が、夕日の色に染まって、違う表情を見せます。↓↓↓↓↓ 写真
「黄金色に輝く」と例えられています、日中とは全く違う色に見えました!驚

(11月23日の記事にはシンガポール在住の私が自慢のシロソビーチの夕日の写真も見られます!!
***** 2007Nov22condThr ***** シンガポールのリゾートビーチ シロソビーチの話し!〜PART2〜夕日編)


 

さて、アンコール・ワットは「天空の楽園」とテーマで建築されて、神々の神話が主題です!
独特の連子状の窓↓↓↓↓↓ 写真 格子がはめ込まれています、こうして光が差し込みます。
ちなみに、場所はアンコール・ワット中心部の十字回廊で、沐浴場とされている所です。

バプーオンという遺跡ではユニークな形の参道が光と影を作っていました!!↓↓↓↓↓  写真
これは、空中参道でアンコール・ワット造営の建築的試作の1ツと言われているそう。
この「空中参道」は円柱が4列に並び長さが200mも!!あります。上の敷石の上を歩きます。
この下へ、もぐってみましたが、等間隔に並べられた円柱がどこまでも続く様に見えました。美
バープオンは「隠し子」という意味を持ち、創建当時、50mある塔の高さが自慢だったとされます。

 

続いて、カンボジアのアンコール・ワットと並ぶ二大遺跡、バイヨンの美しい光景の数々です!!
バイヨンは「王国の救済」がテーマで作られ、観世音菩薩による国土の平穏が描かれています!
午前9時頃〜3時間ほどかけて、1つ1つガイドさんに解説して頂きながら歩きました。
強い日差しがまぶしく、神秘的な遺跡の中ではすがすがしく過ごす事ができます。





12世紀末の仏教の都城↑↑↑↑↑ 写真 、バイヨンは「宇宙の中心」と呼ばれる事があります、
それはアンコール遺跡群でひときわ複雑な構造だからでしょう。壮大な城が青空に浮かびます!

↓↓↓↓↓  写真 5つの門のうち南大門の道の両側の像、神々と阿修羅が54本づつ108本並びます。

さて、ここでバイヨンの見所について!ズバリ!
それは回廊のにある壁のレリーフです。その壁面は東西およそ160m、南北およそ140mあります。
12世紀の人々の、漁、狩り、炊事、闘鶏、将棋、相撲、出産などが描かれ、↓↓↓↓↓  写真
当時の生活模様が垣間見る事ができます。絵本をめくるように、当時の細かい様子が分かります。




最後に、紅色の砂岩に施された彫刻画の美しい郊外の遺跡です!
シェムリアップから北東に40km、車でおよそ1時間のところの遺跡、バンテアイ・スレイといいます。
「女の砦」という意味です。ヒンドゥー教、シヴァ派の寺院です。赤い砂岩の色が特徴的な遺跡です。
この寺院は比較的小さい規模の寺です、東西におよそ115m、南北に95m、周囲が400m、です。

カンボジアのお金50R紙幣にも使われるほど、芸術性が高い寺院と評価されています。
寺の塔門の壁、破風など洗練された彫刻が無数に並びます。
その造形美は、遺跡が光の当たる午前中にベストタイムを迎えます!!
私達が訪れた3時頃でも、太陽の光と影がまばゆいコントラストを放ち見とれてしまいました。



小さな遺跡にも、その場所で培われた芸術を見る事ができます。
当時の建築材料や技術、設計などの発想、また、モチーフのヒンドゥーの神々や架空動物、など
クメール文化の信仰や自然、伝統文化、生活の営みを象徴しています。

数千にも及ぶ遺跡群、私達がこの旅で見られたのはそのほんの一部です。
クメール民族の人々が、魂であり、アイデンティティーとまで、誇る遺産です。
世界遺産として各国が保存・復元作業に貢献しています。
現在、フランスや日本などがその代表で専門家が数十年という長きに渡って打ち込んでいます。

シンガポールへ戻る空港への帰路では、
        「次回来た時は、アンコール・ワットをもっと知りたい!」と、後ろ髪をひかれていました。
終わりの無い物語を少しずつ紐解いて読むような・・・わくわくする地でした。。。

 



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