*****  2008APR15thTue   *****    健康食品!ヨード卵について!〜続編〜神戸のパティシエ直伝「アイスクリーム」のレシピ!のお話し! 
Wednesday, April 16, 2008, 23:12 - 健康・栄養
今日の関西地方、雨が降る地域もあり、今週はしばらく天気は崩れ気味の予報です。

昨日の、 Ristorante FUWA le  では、神戸の有名ケーキ店のパティシエ直伝の
ハンドメイドアイスクリームのレシピを掲載しました!
このレシピで使った「ヨード卵」について、注目しました!「健康食!」と、話題のヨード卵について。

今日の写真は、甘いものに目の無い私が、シンガポールでの留学中に頂いたスイーツの数々です。
1.熱〜〜〜いフライパンに載せられたアップルパイのアイスクリーム添え 
2.3.シンガポールのFAVORITE(大好きな)ショップのショートケーキ

 

昨日のアイスクリームのレシピはご覧頂けましたでしょうか???
レシピの「下準備」の欄の注意書きのところ。
その1つの項目に、「「サルモネラ菌の対策の為」できればヨード卵を使う。」と。

スーパーの卵売り場で、少々値段の張る卵が「ヨード卵」。
では、具体的に、どんな卵がヨード卵と呼ばれているのでしょうか???
ヨード卵とは、簡単に栄養素のヨード(沃度)=元素記号ではI=ヨウ素が含まれた卵のことです。
ヨードは海藻に多く含まれていて、甲状腺ホルモン生成に欠かせないミネラルの一種です。
このヨードが生活習慣病の改善、アレルギー症状に効果がある栄養素として注目されています。

まず、ヨード卵の衛生面、このレシピにも指摘されていた「サルモネラ菌」の対策として。
一般的に、サルモネラ菌による食中毒のうち、卵が原因になるケースが目立ちます。
厚生労働省の2004年の調査によりますと、3788人のサルモネラ菌の食中毒患者が確認されていて、
そのうち499人が卵、または卵の加工食品が原因とみられる、という結果が出されています。 
とはいえ、一般に卵がサルモネラ菌に汚染されている割合は1万個に2〜3個程度で、低い確率です。

ヨード卵の多くが、高品質の卵を目指し、サルモネラ菌の対策で「木酢液」を飼料に混ぜています。
この木酢液とは、炭を焼いた時に副産物としてできるもので、飼育の時に飼料に混ぜることで、
鶏の腸管内での菌類の増殖と定着を抑制させる効果があります。
農法の1つとして、無機農薬野菜や配合飼料の、O-157、大腸菌、サルモネラ菌、対策になります。
こうした農法から、ヨード卵は「鶏の腸管内のサルモネラ菌を100%排除」等と謳われます。

そもそも、ヨード卵は、養鶏場での鶏へ与えられる飼料の配分の工夫によって作っている卵です。
飼料へ海藻類の粉末などを加えることによって、ヨード成分が強化されます。
このヨードを多く含む飼料を食べて育った鶏が産んだのがヨード卵。その卵の栄養効果として、
具体的には、高脂血症、糖尿病、アレルギー症状を抑える作用を持ち体に良いと、されています。
新しくは、抗痛風作用、乳ガン増殖抑制作用、骨粗しょう症予防作用等の効果も発見されています。
みなさんもご家族の健康管理として、たまには、財布の紐を緩めて、ヨード卵いかがですか???



最後に、一般的な卵の安全性とサルモネラ菌対策について、簡単に。
各卵の生産業者の研究開発センターでは、定期的にすべての農場の卵について、
サルモネラ、大腸菌などの細菌検査と卵の品質検査を実施しています。
また、日本養鶏協会によりますと、サルモネラ菌の性質として、
10度以下だと増殖しにくく、65度以上の加熱で死滅します。
サルモネラ菌については卵を低温で保存し、加熱調理して食べれば、まず心配はいりません。
通常の卵でも、ご家庭で衛生面に注意して取り扱っていれば、全く問題は無いという事です。



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