****  2008Jun15thSun   *****    幻のあじさいと六甲山のあじさいの花のお話し!  
Sunday, June 15, 2008, 22:55 - プチニュース
関西は夜になって天気が崩れました。束の間の梅雨の中休みでした。
少々曇り空の下、最寄り駅まで歩きました。様子が気になるあじさいの花があったからです。♪

↓↓↓↓↓ 写真 住宅街の街路樹に数日前から咲いているあじさいです。
 この数日の雨で、花の色が色味を増していました。たくさんの花を付け手まりの様ですね。笑

 

梅雨の季節に気温の変化で、雨の日毎に美しさを増すのがあじさいの花。
各地のあじさいの花の名所では、傘を差して雨の日に鑑賞するんですよ。
以前リポーターとして季節の話題を番組で紹介していた時にも、アジサイの名所へ出かけました。
梅雨の時期、植物園やあじさい寺には雨の日には、
ひときわ熱心なあじさいの花の愛好家の方々が集まっていました。
中には、
雨具に身を包んだ写真家の方が、カメラも重装備に防水対策で、アジサイを撮影していました。

さて、神戸市は市の花(市花)が「あじさい」です。神戸市とあじさいの花は縁があります。
神戸市の北側は、六甲山系の山々が連なっているのは知っていますか???

その六甲山の名花があります。シチダンカです。かつて日本で「幻の花」と呼ばれている花です。
シチダンカは白っぽい花を咲かせます。シチダンカが幻のあじさいと呼ばているのには、
あじさいでは珍しい、八重咲きの花を咲かせるためです。
一時は日本で絶滅したとされていたのが、再発見されたのが、六甲山だったんです。
ヤマアジサイの一種で、6月〜7月頃見ごろを迎えます。神戸市北区の森林植物園で見られます。

また、六甲山のあじさいの色は、特別に鮮やかで美しいです。
ブルーの色が鮮やかな発色、その色は森林の木漏れ日の下では光を放っているようにも見えます。
この鮮やかなブルーの花は、六甲山の土壌に秘密があります。六甲山は土壌が酸性です。
酸性の土壌で自生する青いアジサイは、六甲山で咲くアジサイの様に独特の色になります。



さて、アジサイは学名で、Hydrangea macrophylla
学名はHydrangea=水の容器 macrophylla=大きな葉をした という意味で付けられました。
その昔、気温の変化が激しい梅雨の頃に咲く花で、病人や病から死者が多くでました。
そのため医療の発達していない時代には、この頃に咲くアジサイの花は「死人に手向ける花」、
流行病などのあった地域の寺に植え「あじさい寺」となることが多かったそうです。

また、その花言葉は、花が咲いている間に色がだんだん変化する事から「移り気」です。
古人は、病に苦しむ人々をの悪い気が、他へ移っていけばいいと、願ったとも言われています。

万輪が咲き誇る各地のあじさい園やあじさい寺、是非この季節足を運んで下さい!

神戸市立森林植物園(The Kone Municipal Arboretum)では
この季節、25種350品目5万株のあじさいが見頃を迎えます。
六甲山系の深い緑の中にあります。マイナスイオンたっぷりの森林の小道を散策します。
小道の両側に絵画の様に咲く多種類のあじさいは圧巻です!

梅雨のひと時、涼しい新緑の空気を吸ってリラックスしてみては???



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