Monday, March 15, 2010, 23:31 - エンターテイメント(MUSIC/MOVIE/BOOKS)
皆さん注意して下さい。私の周囲では、先週の激サム=真冬の寒さの日々で、風邪をひいています。
ついに関東と関西の一部のエリアで“あれ”がスタートしました!
みなさんは、“radiko”って聞いたことありますか?
“radiko”は、パソコンを使って、放送中のラジオを聞くことができるサービスです。
ラジオをもっと身近に感じてもらおうと、放送と通信が融合されました。
今放送されている、ラジオ放送をよりクリアな音で聴くことができます。
電波が入りにくい場所でも聞いてもらえるように、と、このサービスは始まりました。
今日(2010年3月15日)からひとまず、“試験配信”が関東と関西でスタートしました。
“IPサイマルラジオ”と言います。
“IP”はご存知、Internet Protocol、“サイマル”は放送と同時という意味です。
英語で“Simulcast”という言葉があります。インターネットで放送を同時に見られるサービスです。
今日、初日(3月15日)は、アクセスが殺到して、ウェブページを開けないなど混乱がありました。
しかし、このサービスがスタートしたのには、若者のラジオ離れも理由の1つに挙げられます。
このサービスを運営する、IPサイマルラジオ協議会は、
初日の混乱について、アクセス数が未知なところがあった、と謝罪し、
「今年(2010年9月)からの本格運用に向けて十分検証した上で対応したい」と話しています。
さて、IPサイマルラジオとインターネットラジオのサービスの違いをご説明します。
まず、IPサイマルラジオ協議会は、民放の13局の地上波ラジオ局で結成しています。
そのそれぞれ放送局の放送免許で規定されたエリアでしか聞けないシステムです。
簡単に言いますと、そのチャンネルの放送エリアの地域の方々だけに配信されています。
また、このIPサイマルラジオの音質は、インターネットラジオよりクリアな音です。
ご自宅でラジオのチューニングをした時に、
ザーッ、ザーッ、言いながらもギリギリ聞ける放送局の番組ありませんか?
逆に、そういう番組に限って、聞きたかったりすることもあるかも!?しれません。笑
登録など、特別な手続きは一切無しで、パソコンからラジオ番組が聞くことができます。
最近は、高層のビルやマンションがラジオの電波の妨げになっている事もあります。
このサービスを利用できるエリアは現在の試験配信で、関東で、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、関西では、大阪府、京都府、兵庫県、奈良県です。
具体的な放送局としては、
TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送、ラジオNIKKEI、InterFM、TOKYO FM、J-WAVE、
朝日放送、毎日放送、ラジオ大阪、FM COCOLO、FM802、FM OSAKA、です。
実用化試験とし試験配信は今年の8月31日までの予定。その後は、実用化を目指しています。
聞ける放送局や配信の地域への拡大については、今後、検討される予定。
また、iPhone、androidなどモバイル端末でも利用できるサービスとしての配信も検討中、
ラジオの新たな聴取者層への拡大に繋がると、期待されています。
さて、私が以前DJをしていたシンガポールの政府系放送局の番組はインターネットラジオとして、
On Airが日本でも同時に聴くことができました。
日本の友人や前の職場の上司方々が聞いて下さいました。
ザーッと雑音が入ったり途切れたりしながら、放送をパソコンで聞いて頂いていた、と言います。
同様に、エリアの枠を越える様な日が、日本の放送でもある!?んでしょうか?
私も、“radiko”の配信エリアです。お気に入りの放送局がクリアな音で聞けるのが良いです!!
ラジオが生活の中に溶け込んでいないという人もいるかもしれません。
パソコンの方が逆に身近な方々には、ラジオを聞くキッカケにもなりそうです。
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