Tuesday, May 12, 2009, 00:14 - 美食
今日の写真は、大阪府洋菓子協会・洋菓子工業共同組合主催の「洋菓子コンテスト」の作品!
先日の「'09食博覧会・大阪」の会場に、たくさんの作品がずら〜〜〜っと展示されていました。
まばゆいばかりの芸術的な洋菓子の作品はガラスケースに入っています。
それを囲む、お子様やカップルは、目を丸丸と見開いて眺めていました。
ため息と一緒に出る言葉は、「おいしそう〜〜〜。」ではなくて「きれ〜〜〜〜い。」でした。笑
所たっぷりの食博の会場へ行ってきました。食のあれこれを満喫して本と良い一日でした!
それもそのはず、日本で最大規模の食の博覧会!
4年に一度の開催です!7回目!およそ350の企業や団体が出店しました。
今回のキャッチフレーズは「おいしかった!元気になった!」でした。
この日、おいしいは元気につながるんだなぁってしみじみと実感しましたよ!!
さて、今朝の朝刊には、食博を彷彿させる国際的な食の交流イベントについて掲載されていました。
昨日(5月10日)、岩手県盛岡市で開催された、ネパール産のカレーの創作料理大会について!!
岩手県の国際交流協会が行った、おいしいだけでなく、興味深いお話しです。
ネパール産のカレーと地元の食材をを使った、ドッキング料理!?を競いました。
たくさんの参加者が、知恵を絞った料理で腕をふるいました!
その結果、優勝した創作カレーは、岩手県の郷土総菜の「ほろほろ」を使ったどんぶりカレー!
まず、「ほろほろ」って何???大根のみそ漬けやくるみなどを和えた郷土のお料理。
このメニューを考えたのが、35歳の盛岡市の会社員の立花千英子さん。
まったく違う食材の味を活かしたという事が評価されました。
「ほろほろ」に豆腐を混ぜて、ネパールのスパイスを利かせたものを、
雑穀米の上にトッピングして完成したのが堂々の優勝作品です。
なんでネパール産のカレーなの???ってグルメな方々にも分かるようで分からないポイントです。
このイベントは、“フェアトレード・カレー料理コンテスト”だったんです。
“フェアトレード”って知っていますか???日本語では公正取引、公平貿易と言います。
今回はネパール産のカレーがその品目で、原産地の労働者や生産者を守るのが目的です。
ヨーロッパで始まって、イギリス・フランスなどでは積極的に広められました。
実は、5月が世界的なフェアトレード月間にあたります。特定の産品が対象となっています。
フェアトレードの言葉を簡単に言いますと、自由貿易の逆です。
国際経済の中で弱い立場の途上国の生産者に公正なお金を支払う貿易の事です。
一般的なフェアトレードの品目は、コーヒー、バナナ、カカオなどで、
具体的にはアジア、アフリカ、中南米などの発展途上国からの輸出の品目について。
対等な関係を結ぶことで、適正な価格で継続的に購入します。これで、貿易の格差をなくします。
自由貿易になると、値下げを強いられたり、低賃金労働者の層を生んでしまったりしてしまいます。
それが、児童労働や貧困、または環境問題を無視した栽培方法など抱えている問題を悪化させます。
言葉の上では少々難しそうなお話ですが、
岩手県の国際交流協会が行ったコンテストは楽しんで社会や経済の事を学べそうですね。
参加者の方々が、ネパールのカレーと岩手の地元料理で
「おいしくて」「元気になった」のは間違いないでしょう!!笑
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