*****  2008Oct11thSat   *****   ゴマ油の健康効果!+なぜか!?笑 「がめ煮」と「筑前煮」のお話しも! 
Saturday, October 11, 2008, 18:05 - 健康・栄養
先日、我が家へ主婦歴の長い友人が遊びに来て、筑前煮を一緒に作ってくれました!喜
関西では、「筑前煮」、九州では「がめ煮」と言うそうです。
ごぼうやれんこん、しいたけ、人参、里芋、等の野菜を甘辛くダシで煮る料理です。

福岡県、佐賀県の郷土料理で、本来は、鶏肉の代わりにすっぽんが使われていたそうです。
正月料理や精進料理では欠かない一品です。各家庭にそれぞれの味がありますね。

そこで、話題になったのが、「ごま油」の健康効果について!
数日前のこの Ristorante FUWA le では、予告をしていました。笑 
良質の油や脂質と野菜を一緒に食べると、脂溶性のビタミンが吸収率が上がるという話をしました。
今日は、Theごま油、ゴマ油自体が持つ健康作用について、です!!
ごま油は、中華料理、韓国料理、日本料理、と家庭でも頻繁に使われます。
今日の写真は、中国語の恩師に家庭料理をふるまって頂いたパーティーのお料理の数々です!

 

ゴマ油がここ数年、注目されるようになったのは、ゴマリグナンというごま油の成分です。
話題になったのがアンチエイジング、ダイエット、美肌効果、代謝の活性化、肝臓機能の向上など。

このゴマリグナンは、6種類ほどの成分でできています。このうち、2ツの成分を紹介しましょう!
まず、1ツ目、セサミノールについて。これがよく耳にする、「抗酸化」という作用を持ちます。
活性酵素を取り除いてくれます。つまりは、身体を錆びないようにする働き。
それが、いわゆるアンチエイジング、紫外線によるシミやシワ等の老化や病気の進行を防ぎます。

2ツ目は、セサミンという成分、肝臓の機能を高めます。
また、アルコールの分解の途中で作られる毒素のアセドアルデヒドの生成を抑えるので、
ごま油やゴマは二日酔いや悪酔いも防ぐ効果があると言われています。

ここでご紹介したいのが、文献から短大の栄養関係の論文の一部です。
食用油の酸化を防ぐのには、どうすれば良いかという話。
その実験の結果をまとめますと、コーン油1の分量に対して0.5のごま油を加えると、
ゴマ油だけの時よりも、酸化安定性が高い油脂=つまりは、酸化されにくい油だという結果です。

コーン油:ゴマ油=1:0.5の油を調理に活用すると、ごま油を単独で使う以上に効果が得られます。

 

そもそも、先日ごま油の話になったのにも、
筑前煮に入れる鶏肉や野菜を下ごしらえでゴマ油で炒めると、健康に良いしおいしいという事から。
最後になりました、「がめ煮」と「筑前煮」について。
厳密に言うと、呼び方の違いだけではないんですって!笑 鶏肉に違いがあります!
「がめ煮」に使われる鶏肉は、必ず骨付き。「筑前煮」は骨付きである必要はありません。
全国的に、「筑前煮」という呼び名が浸透したのは、学校給食の献立の名前からだそうです。
また、家庭科の教科書には、「炒り鶏」って紹介されているんですって。

また、松田聖子や田中麗奈など福岡市出身のタレントたちが好物に挙げる家庭の味です。

あれっ!?今日は、「ごま油」のお話でしたね。笑 
がめ煮・筑前煮にゴマ油を使ってみて下さい。おいしさと健康と一石二鳥です!



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