Monday, December 10, 2007, 23:15 - プチニュース
12月らしい冷え込みを感じた、先週末。一週間の日本の話題を伝える番組では、
サッカーのキングカズこと三浦和良選手が、「準決勝と決勝の席とってありますからっ!!」と、
クラブ世界一決定戦、FIFAワールドカップのゲームを控えた浦和レッズへエールを送っていました!
さて!そんなサッカーファンの熱気にあふれる日本列島の天気は、
大阪で昨日12月9日は最高気温12.5℃、最低気温5.8℃、そして10日の予想は3.5℃・3.9℃でした。
さぁ!こちらもまだ、「熱」の冷めやらぬカンボジア旅行の話です。
シンガポールからの2泊3日の旅行の中で最も印象的だった場所です!
大木の根が遺跡の古代12世紀の城の壁や天井に絡んでいます、歴史と自然の生命力に圧巻です!
宮崎駿監督映画「天空の城ラピュタ」の舞台となったと言われている遺跡です!


日本人の旅行者にはアンコール・ワットの遺跡全体を「天空の城ラピュタ」の舞台と言う事もあるそう、
しかし!!この「ベンメリア」こそ!が本当のラピュタの世界・・・という声もあります。
郊外にある知る人ぞ、知る遺跡の1つです。まだ、観光ツアーなどのコースには組み込まれておらず、
オプショナルツアーを実施している旅行会社も限られている様です。
森の中にひっそりと眠る巨大寺院です、現在も修復が施されていない遺跡。
場所は、
空港近くのアンコールワットの町、シエムリアップの東へ直線距離でおよそ40km、車で2時間程。
近年、整備された道路をおよそ80kmの道のり。のどかな熱帯の農村やパパイヤ畑を抜けました。
日本のガイドブックには、ベンメリア遺跡までの道のりについて少々重々しい注意書きがありました。
「山すそを迂回するため山賊に会う危険がある」
「遺跡付近では地雷撤去作業が行われている事もある」と。
外国人旅行者にはそれぐらいの心構えが必要な場所。

映画の世界が現実に広がります!
11世紀の城にこうして年輪を重ねた大木が活き活きと茂ります!!↓↓↓↓↓ 写真
時を経て崩れた城の美しい姿、そこに根をはりめぐらし力強く生きる植物。
この景色を目の当たりにした私達といったら、感動に包まれ・・・しばらくだまり込みました。
その後、口々に「うわぁ〜!」「ええぇ〜!」「すごいよぉ〜!」と感嘆の声をもらしていました。


「ベンメリア」はBeng Mealeaは「花束の池」という意味を持ちます。
時代は、アンコール・ワット建造より前の11世紀末〜12世紀初頭です。
しかし、アンコール・ワットと類似点が多いことから、「東のアンコール」と呼ばれています。
この遺跡の美しさ・・・。何か気が付きました。森の木々の葉が作る木漏れ日と影!
遺跡のあらゆるところに崩れた城の回廊の壁や天井の石が散乱しています。
ガイドさんに細かく指示を与えてもらいながら、この石の山を登ります!
この「冒険」という言葉がぴったりな、少しスリルのある散策の模様は後日のRistorante FUWA leにて!
↓↓↓↓↓ 写真 ベンメリアの入り口です。土の道の行き止まりに石の山が積もっているのが見えます。
この森林の奥にひっそりと巨大寺院が広がります!


今回のカンボジア旅行で現地の旅行会社でガイドさん付の車をシンガポールから手配しました。
実は、この遺跡、「ベンメリアへ行きたい!!」と申し出た時には、
ガイドさんの手配役の方の顔色が心持ち曇りました。その理由には、
郊外で時間かかることや、道のりの道路が整っていない、ガソリン代の高騰など、でした。
ガイドさんも、運転手さんも、普段に比べると多少疲れた一日だったかもしれません。
しかし、私達3人にとっては忘れられないカンボジアの思い出の日となりました。
そして、この日の夜、この手配役の方が私達の宿泊先へ様子をうかがいに来て下さいました。
一同、景色に圧巻し、感動した様子を話すと、大変喜んで下さいました。温かいカンボジアの人です。
アンコールワットへお出掛けの際は、
是非!!みなさんもこの幻想的な遺跡「ベンメリア」へ足を運んで下さい!
くれぐれもガイドさんや旅行会社の方々の諸注意はよ〜く聞いて安全な旅にしましょう!!
明日のRistorante FUWA leもこの天空の城ラピュタの舞台となった「ベンメリア」について!です!!
| このエントリーのURL |





戻る 進む