Saturday, May 10, 2008, 23:47 - プチニュース
明日は母の日!大阪・梅田へ出掛けました!母の日を控えた週末。たくさんの人で溢れています!
花屋さん、百貨店、洋菓子屋さん、など街のあらゆるところで、「母の日」ムードを感じます!
真っ赤なカーネーションの花束を片手に家路に急ぐ女性。売り場でプレゼントを選ぶカップル等。
また、今日はまとまった雨が全国的に一日中降り続きました!今日は、急激に気温が下がりました。
「5月にコタツにストーブはないなぁ!!寒すぎるわぁ〜〜〜!」と、
外出先で乗ったタクシーの運転手さんの言葉、急な気候の変化に少々大袈裟な関西風のツッコミ。。。私も今日は一旦家を出たのに、あまりの寒さに引き返してスプリングコートを取りに帰りました。
さぁ!今日の話題はシンガポールの地元紙5月10日に伝えたニュースです。
シンガポールは政府が行った観光誘致の政策が見事にヒットして、去年は大変な好景気でした!
「2008年の初のF1ナイトレースの開催」 「3箇所の大規模のカジノ建設」に伴う、
住宅・大型商業施設・娯楽施設などの建築ブームが景気の上昇をあおりました。
そうすると、若者の心理にも影響を与えるのでしょうか? 「この際、思い切って!」と。
事の始まりは、シンガポールの好景気に伴った「結婚のブーム」と縁起物のフカヒレ消費量です。
しかし、今この伝統的な縁起物の食材と自然保護の問題が、引き金となり物議を醸しています。
去年、シンガポールでの披露宴の数の増加に伴って、
フカヒレスープの材料となっているフカヒレの量に驚くべき変化が見られました!
先日、去年(2007年)一年間のフカヒレの消費量が算出されました。
その量、なんと!!前年(2006年)と比べますと、その消費量は倍以上に膨らんでいます!!
フカヒレスープの値段は、およそ30%上がっているにもかかわらず、
2006年のフカヒレ消費量が182トンから、2007年は470トンと、その伸びはおよそ2.6倍です。
シンガポールは国民の76%が中国系です、
そのため、結婚式はホテルやレストランなどで、中国式で披露宴を挙げるカップルが多いです。
そして、その伝統的な中国式の結婚・披露宴ではフカヒレスープが欠かせません!
私の留学中の経験からすると、シンガポール人の同世代の若者達は中国の風習を重んじています。
その理由は、祖父母の世代で中国から移民してきたという家庭が多いからでしょう。
その祖父母達とは、中国語方言で話しをするために広東語、潮州(ちょうしゅう)語、福建語等
家では3,4の方言を日常的に話します。言葉と思想や習慣は切っても切れない関係にあるでしょう。
また、この記事には、華人にとって「フカヒレがある種のステータスシンボル」で欠かせない。
ホテルの関係者は、「フカヒレスープがないと面目を失うと考えているほど」と言っています。
一方、海洋自然保護運動家達の間では、披露宴にフカヒレはやめるべきと非難の声が上がりました。「海の食物連鎖のバランスを保つ」ためにはサメの保護が必要だという説明の上、
披露宴の席で大量のフカヒレを出すためにたくさんのサメが殺されていることを指摘しています。
これから結婚式を迎える世代の若者達に新しい教育をしていくべきという、意見を主張しています。
これまで、自然な流れで先祖である中国の風習や伝統等に従っている今のシンガポールの若者達。多国籍国家として、英語教育からも西洋文化や多国籍な文化を吸収していて柔軟でもあります。
さぁ!今年は、どんな形の結婚・披露宴を挙げるカップルが増えて流行となるのでしょうか???
| このエントリーのURL | ( 3 / 1781 )
戻る 進む