****  2008Jun 8thSun   *****    「プラナカン文化」って知っていますか?プラナカン博物館オープンのお話し!  
Sunday, June 08, 2008, 23:31 - プチニュース
シンガポールの地元紙に、「プラナカン博物館」がオープン!という記事を見つけました。

その話題にちなんで今日の写真は、近代のシンガポールの発祥の象徴的な歴史的建造物です。
シティーホールと呼ばれるエリアからシンガポール川沿いにヨーロッパの面影を持つ建物が点在、
例えば、ゴシック様式の教会、コリント様式の最高裁判所、ビクトリア様式の重厚な建築、など。
この川沿い周辺に建つ洋館は、国によって景観保護され、現在は文化的活動の拠点になっています。
そのうちの1ツ、元国会議事堂のビクトリア・コンサート&シアター(Victoria Concert Hall&Theatre)
↓↓↓↓↓ 写真 1・4番目

また、街中にある歴史的建築物のシンガポール歴史博物館(Singapore Hisotry Musum)です。
↓↓↓↓↓ 写真 2・3・5番目の写真が外観です。

今回、プラナカン博物館がオープンしたのは、写真の2つの建物の中間に位置します。
アジア文明博物館の1号館 アルメニア館の建物を使っています。アルメニアンは通りの名前。



プラナカンとはプラナカン文化、シンガポールの独自の文化です。
プラナカンは、マレー半島の歴史を背景に生まれた、新しい民族の事です。
中国系の移民の男性と、元々のマレー半島の土着のマレー系の女性との間に産まれた、子供達と。
その子孫の事を呼んでいます。シンガポールの国の発展に大きく貢献したプラナカンの人々。
その文化も、大切に守られてきています。
プラナカン文化は中国とマレーの文化に西洋の文化が加わった、独特の文化と説明できるでしょう。
マレー半島の国々、ペナンやシンガポール、マラッカ、など中国からの移民の人々によって
築かれてきた文化です。やはり、食文化が強く影響を受け、現在の人々の暮らしにも残ります。

シンガポール滞在中に、国立大学での授業でシンガポール人のクラスメイトが
プラナカン文化について教えてくれました。彼女の祖父・母の時代に移住してきているそうです。
(☆☆☆☆  画面右側の「サイト内検索」に「プラナカン」とキーワードを入力して下さい! ☆☆☆☆
 *****  2007July7thSat    *****   
 プラナカン料理で男女7人シンガポール常夏物語!!「ババ」ッ!!「ニャニャ」ッ!!)

 

さて、その記事より、シンガポールのプラナカン博物館が6月2日に開業しました。
シンガポール政府観光局(STB)によりますと、銀製品や磁器、宝飾・服飾品などの展示があります。
プラナカンの言語や料理、信仰、儀式の説明、その文化を歴史的、民族的側面から紹介しています。

 

景色が良いので、このアルメニアン(Armenian)・ストリート周辺をよく散歩していました。
歴史の跡を色濃く残すユニークな建物が多いです。
今回、シンガポールにオープンしたプラナカン博物館。1910年に建造されています。
旧華人(シンガポールの華僑の総称です)系の学校、「タオ・ナン・スクール」だったそうです。
印象的に覚えています。3階建ての白壁の洋館で、各階の廊下がバルコニーの様になっています。
こうしたヨーロッパの香り漂う外観は植民地時代を象徴するコロニアルな建物と言えるでしょう。

プラナカン文化の料理は、シンガポールの人々に伝承されているものの、
伝統的な生活様式などは、現在ほとんど見られなくなっています。
残された服飾関係・装飾品・家具や生活用品などのコレクションから、学ぶのも興味深いです!

次回!!のシンガポールの滞在に、自信の「是非、立ち寄りたい場所リスト♪♪♪」に掲載します!笑



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