*****  2008APR 8thTue   *****    世界遺産「姫路城」の祭りの日の満開の桜のお話し! 
Tuesday, April 08, 2008, 23:26 - イベント
春の雨がしとしとと降り続いた昨日、今日の昼頃まで曇り空ですっきりしない天候となりました。

日曜日に天気予報で「明日、雨降りの模様」と聞いて、慌ててお花見に出かけたという人もいます。
私は残念ながら通っている中国語教室からのお誘いなど体調不良のために断念しました。

気を利かせた友人が、世界遺産・姫路城での桜の写真を送付してくれました!
実は、4月6日は「しろの日」で姫路城のお祭りが開催されたばかりです!
このしろの日は1990年から姫路城の日として、この有数の花見スポットに挙げられる
お城へたくさんの方々に訪れてもらおうと入場料も無料で開放します!
また、普段は見られない部分を公開したり、イベントステージを開催して祝います!

この日、市民団体などのボランティアグループが桜の木の下、外国人観光客などに、
城内を英語で案内する姿がたくさん見られたそう。その中には定年後の楽しみとして参加している
市民ガイドの方々もいらっしゃった様で、その姿は生き生きとしてとってもほほえましかったそうです。



姫路城は世界遺産であり、国の特別史跡でもあります。
この祭りの「しろ」の日は、「城」という意味と、「白」という2つのの意味がかけられています。
というのも、城の壁の白漆喰の美しさから「はくろじょう(白鷺城)」とも呼ばれています。
白色という意味があります。その昔、人々の誤りから「しらさぎじょう」という名もあったそう。
1993年に世界遺産に登録されて以来、最寄り駅の「姫路駅」では、
新幹線などの交通機関を使って訪れる外国人観光客の姿がよく見られるようになりました。

また、映画やドラマなどの時代劇の撮影がよくおこなわれます。
というのも、姫路城は、白壁の美しさもですが、江戸時代より前に建造された天主を持つ、
現在の日本では12箇所しかない、築城以来の姿を残しているお城なんです。
「天下の名城」、「日本一の名城」などど呼ばれて、国宝四城に数えられています。
松本城・彦根城・犬山城に並ぶ、日本の歴史を代表する近世城郭の遺構と言われます。
「暴れん坊将軍」「水戸黄門」「大奥」などの作品でその城の姿を見ることができます!



姫路城の築城にあたっては、様々な説があります。
主に南北朝時代の1346年(興国7年/貞和2年)、赤松則村(円心)の子・赤松貞範、また、
16世紀、播州平野に割拠した小寺氏の被官である黒田重隆が最初に「城」という形で築いた、等。
いずれにしても、1580年(天正8年)豊臣秀吉が、織田信長の重臣であった、羽柴秀吉の頃に、
播磨統治の中心拠点として姫路城を選定して、近世城郭にふさわしい体裁を整えた、とされます。
現在残っている姫路城の城郭と遺構は、
その後の徳川家康の娘婿の池田輝政が1601年(慶長5年)に築造しています。
その築城作業には、8年間、なんと延べ人数で4千万人〜5千万人が携わったと言われています。
秀吉から、「西国将軍」の名を持つ池田輝政と、歴史を代表する城です。



先日の「しろの日」で盛り上がったばかりの姫路城ですが、まだまだイベントが続く季節です!
「姫路菓子博2008」の開催に合わせて、姫路城の内濠めぐりが運行されます。
機関は4月18日(金)〜5月11日(日)!7,8人の乗りの舟に乗り、25分間、
姫路城の石垣や姫山の原生林などをマジカに見ることができます!
船の上から見る、城壁や天守は一味違って楽しめそうです!

昨日の吹き荒れた春の嵐のために、そろそろ姫路城の桜は散り始めへと差し掛かっています。
しかし、はらはら散る花びらも、地面に敷き詰められた様子も、「桜」の花らしい美しさです。
いろんな表情を見せるこの時期の桜の木からは、目が離せません。。。





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