****  2008May 7thWed   *****    トルコ料理のチャイ・トルコティーのお話し! 
Wednesday, May 07, 2008, 23:42 - プチニュース
二十四節気の「立夏」を過ぎました。立夏は5月6日頃夏の陽気が始まる季節です。
今年(2008年)は5月5日がこの日にあたります!もう!暦の上では   「夏」を迎えています!
今日も温かい一日です!初夏の空気は、夏の湿気のある暑さと違い頬に感じる風も心地良いです!

新緑の深まる季節、山の木々の緑がさらに色濃くし自然が活発に呼吸しているのを感じます!
人も自然も、日常で日光を浴びたり水分を補給したりすることで元気でいられます!

さて、世界各国にはさまざまな種類のお茶があります!
   日本のお茶をほっこりと飲むのも、良し。   紅茶の茶葉の深い香りに包まれるのも、良し。

では、トルコの独特のお茶・トルコティー(↓↓↓↓↓ 写真)を知っていますか???

さぁ!このトルコティー、紅茶をトルコ語で「チャーイ」と言います。
インド料理のチャイを連想しますが、東南アジア・中東地域でお茶類全般をこうして呼びます。
器が涼しげで良いですね。熱いホットチャーイもこうしたガラスのコップに注ぎます!
小さなコップに、陶器やガラスの小さな受け皿がセットです。必ず角砂糖も添えられています。
ご覧の通り、色はいわゆるイングリッシュティーの紅茶と同じ色、カラメル色です。

シンガポールでの留学期間でトルコ人の親しい友人がいて、「トルコティー」を教えてもらいました!
シンガポールのトルコ人が認める本格的な「トルコ料理店」で食事をする機会がありました。



このチャーイは、トルコの独特の紅茶のための専用のカップやポットといった器具が特徴的です!

まず、1つ目「サモワール」と呼ばれている金属製の器、水を沸かすための伝統なポットの様な器具。
形は様々ですが、多くのサモワールは上の部分に、ティーポットを固定することができます。
これは、固定をすることで保温を続けて、水分を蒸発させてお茶を濃縮するためです!

お気づきかもしれませんが!   「濃縮」させてしまうのが、トルコティーの大きな特徴です!
トルコティーの入れ方を簡単に言いますと、一旦濃い紅茶を作り、それを薄めて飲みます。
これは伝統的な入れ方で、まず、茶葉を蒸して煮出します、その濃い煮出し茶を熱湯で割ります。

その次の専用器具。「チャイダンルック」というトルコの民芸品としても扱われる2段ポットです。
この2段ポットは、見た目には、亀の親子の置物の様な形をしています。
下に大きなやかん、その上に、固定された小さなやかんが重なっています。
陶器や金属でできていまして、直接ポットごと火にかけることができます。
このチャイダンルックも、2段目のやかんで紅茶を作りサモワールと同様に濃縮できる仕組みです。



トルコティーやその器具の起源をさかのぼりますと、
中央アジアで発明されたものがロシア、イラン・トルコ等のスラブ諸国に渡ったとされています。
石炭や炭を使ってお湯を沸かしていた時代から各地で根付いたお茶の文化、長い歴史があります。

今の時代でもトルコでは家や職場、飲食店、来客の時にも出される最も一般的な飲み物です。
トルコ人の友人の話では、トルコ人の暮らしにもトルコティーを飲む習慣が密着しています!
いつも友人が、食事の前にこのトルコティーをオーダーして、
↑↑↑↑↑ 写真の様に食事を食べながら飲んでいました。
ウーロン茶や緑茶の様に、日本人のお茶を頂く感覚に大変似ています!

では!また!ケバブや乳製品が豊富に使われた前菜等、特色有るトルコ料理を紹介しま〜〜〜す!



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