*****  2009May 6thWed   *****   こどもの日=中国の龍船節に「カシワ」餅と粽を食べよう!のお話し!! 
Wednesday, May 06, 2009, 11:22 - イベント
大阪のキタと呼ばれる繁華街は若者で溢れていました。さすが大型連休です!
みなさん楽しい連休、もしくは最中のお仕事など、充実していますか???
昨日5月5日こどもの日。大阪や神戸の街には子供にサービス!?している家族連れの姿を見ました。電車にもグループで小さな子供たちを連れている行楽組みの方々と一緒になりました。

恒例の、第一生命保険の全国の小学生以下の子供達の「大人になったらなりたいもの」アンケート。
1989年の調査開始以来の初めてのベスト10入りしたものが、「水泳選手」!!7位でした。驚
北島康介選手達は子供達の水泳大会へのゲスト参加するなど地域貢献やスポーツ振興など
積極的に活動していますし、CMやスポーツ番組やトーク番組等、活躍の場が広がっています。
前年23位からの急上昇、と聞いて、前年に23位だったというのにも少々驚きました。
子供たちは、日頃から感受性豊かに見たり聞いたり触れたり憧れを抱いたり、しているんですね。



さて、今日は端午の節句の縁起ものとして食べられてきた「柏餅(かしわもち)」について。
今月(5月)2日の新聞の紙面には、もちを包んでいる葉、についての研究結果がありました。
「カ・シ・ワ・餅」なので、カシワの葉で包んだお餅、と認識されています。

兵庫県立大自然・環境科学研究所の服部保教授らは調査した結果、
関西より西の地域では16種類以上のカシワとは別の植物の葉で代用されていた、と分かりました。
本来カシワの木が関西より西の地域での自生が珍しい事から、調査は始まっています。

柏餅が全国的に広がったのは江戸時代の参勤交代の頃だとされています。
今回の調査では、各地で残っている古い文献はもとより、
生き字引的存在の大正や昭和の初期の生まれのお年寄りに聞き取り調査も行っています。
その結果、関西や九州、岡山などの地域では、「かしわもち」とは呼んでいたものの、
使われていた葉は、その地域で自生する別の種類の葉だったというもの。
中でも、サルトリイバラまたはサンキライと呼ばれている葉が多かったとし、
その他に、十数種類、岐阜県ではミョウガの葉で餅を包んだお餅もありました。

柏餅が端午の節句の縁起物とされたのは江戸時代、武家社会との係わり合いが深いとされます。
カシワの葉の「新芽が育つまで古い葉が落ちない」という特質から
「子孫繁栄、家系が途切れない」という願掛けです。
詳しくは、徳川九代将軍家重から十代将軍家治の頃とも言われています。

関西では、
昭和以降に中国から輸入されたカシワが入るようになって正真正銘の柏餅となりました。
しかし、端午の節句に柏餅意外に、中国の風習からきたちまきを食べる習慣もあります。
5月5日は、中国戦国時代の楚の愛国詩人である屈原という人物の命日です。
屈原は、楚の首都郢が陥落した事でべきらこう(汨羅江)に水入り自殺しました。
屈原を追って、川に身を投げた人々の霊を鎮めるために、川に投げ込まれたのが粽です。
こうして、中国では粽が供養や供え物とされるようになりました。

続いて話は、中国の風習の中での5月5日という日です。
屈原の命日5月5日は故事から「龍船節」という祭で、
「水入りした屈原を救出しようと民衆が先を争って舟を出した」と模した船のレースが行われます。
当時の船さながらの手漕ぎの船、ドラゴンボート=龍船で競技します。
私は華僑の人々が76%ほどが占めるシンガポールに2005年〜2007年の間、2年間住んで、
中国の伝統文化や祭を体験しました。「龍船節」のドラゴンボートのレースも行われていました。
国際的な大規模なレースのために、日付は5月5日ではありません。
日本の企業に勤める駐在員の方やそのご家族のチームやドラゴンボートサークルもありました。
Ristorante FUWA le のバックナンバーの記事、お時間のある方は南国の風をお楽しみ下さい!!

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 *****  2007July13thFri   *****   13日の金曜日に学ぶシンガポールのカレンダーの話し! )

今日は、こどもの日、カシワ餅の葉っぱの研究の話、中国文化の5月5日龍船節のお話でした!!
今から
大阪市住之江区のインテックス大阪で開催されている「09食博覧会・大阪」 へ出掛けます♪♪♪



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