*****  2008Oct 5thSun   *****   高血糖の改善!!新しいカテキンのパワー発見!やっぱり緑茶は“すっげえな!”のお話し!  
Sunday, October 05, 2008, 23:47 - 健康・栄養
秋の長雨が降り続きます。神戸の街では秋の風物詩、「JAZZフェスティバル」が開催されています。
偶然通りかかった、新神戸駅近くの商業施設、異人館通りのJAZZクラブからは、
演奏が漏れ聞こえてきていました。ステージの上の小気味好いJAZZマン達の姿を想像していました。

さぁ!今日の話題、「緑茶を1日に7杯飲むと糖尿病に効果がある」という最新ニュース!
2008年10月4日発表されたところによりますと、
緑茶を1日に7杯飲むことで、糖尿病になりかかっている高血糖の人たちの血糖値が改善されます。

今日の写真は、シンガポールのチャイナタウン=中華街や中国漢方薬・食品の店でお馴染みのもの。
店先の冷蔵庫には、手作りの「お茶、ハーブティー」がペットボトルに入れて販売されています。
会社員や主婦、学生など健康にこだわる人々が毎日通勤・通学の途中などに買っています。
様々な種類があります。東洋医学で健康の効能が謳われる、薬草や食品、を煎じて作られます。
その味は・・・、甘かったり、苦かったり、微妙だったり、様々です。健康の飲み物です!

私の2005年〜2007年のシンガポールの滞在期間中の Ristorante FUWA le の記事には、
中国漢方薬専門店やハーブティーのお話やそれを使った健康法をたくさん紹介しています。
羅漢果、咳止めの蜜、手作りのハーブティーやローズティーや中国の花茶等の記事はお勧めです!

(詳しくは Ristorante FUWA le の “2007年頃” のバックナンバーをご覧下さい。
 ☆☆☆☆  画面右側の「サイト内検索」に「ハーブ」とキーワードを入力して下さい! ☆☆☆☆
 “2007年頃” の日付の(検索画面では下の方に出てくる)記事を読んでみて下さいね!)

 

日本屈指のお茶所、静岡県の県立大学が実験を行いました。
被験者は60人、その全ての人が、血糖値が高めの人、検査では「境界型」と呼ばれているそうで、
糖尿病と判断される手前に分類されている人たちの協力の下行われました。
実験の期間は、2ヶ月間。
緑茶の成分カテキンの摂取するグループと、そうでないグループを作り血糖値を比べました。

その結果を、「Hb(ヘモグロビン)A1c」という指標で表します。
この指標は、ヘモグロビンA1cは、血中ヘモグロビンの一種です。
糖尿病治療においては、平均的な血糖値の変化を見る血糖コントロールの指標として活用します。
ヘモグロビンA1cが、安定していて、糖化ヘモグロビンの中でも大きな割合を占めています。
ちなみに、「Hb(ヘモグロビン)A1c」は、6.5%以上で糖尿病と即断され、
6.1%以上で糖尿病の疑いがあるとされ、5.8%未満に維持できれば健康という事です。

この実験では、緑茶の成分を摂取し続けたグループは、6.2%から2ヵ月後、5.9%と改善が見られ、
摂取しなかった方のグループは、変化がありませんでした。
しかし、改めて、その変化が無かった方のグループに、摂取してもらおうと、
同じように2ヵ月後には、6.1%から5.9%へと数値に改善が見られた、というものです。

今回の実験の成果は、糖尿病の一歩手前の人が緑茶をたくさん飲むことで、
糖尿病にならずに済んだり、発症を遅らせる事ができたり、する可能性を示しています。
これまで、緑茶をよく飲んでいる人は糖尿病になりにくい、という報告はありましたが、
高血糖の体質の人たちの値を下げる事ができると確認できたのは初めて、だそうです。

さぁ!緑茶に含まれるカテキンは、渋みの成分です。
体脂肪を減らしたり、ガンの予防効果に働いたり、健康効果が証明されています。
緑茶の成分はその他にも、まだまだ栄養効果が健康や美容に効果が期待できます。
 ・ビタミンB、C、E、A、が美肌効果、
 ・フッ素は口臭・虫歯予防、
 ・テアニンはリラックス効果でストレス解消、など。

世界各国で広がる、日本らしい緑茶の文化、これからも深く浸透させていければいいですね。



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