*****  2009Apr 3rdFri   *****   日本の研究チームが掴んだ健康へのヒント!!な話し! 
Friday, April 03, 2009, 23:48 - 健康・栄養
関西地方は日中はいくぶん寒さが和らいでいます。
大阪の街中やオフィス街は、新しいスーツをびしっとキメタ新社会人や、
また就職活動にエンジン全快の学生達の姿が見受けられます。それぞれの春を迎えています!



今日は健康に関する話題を最新ニュースから短く3ツお届けします。
先日WBCで有終の美を飾ったイチロー選手が胃潰瘍を患っていると伝えられています。
胃潰瘍や胃がんに起因するピロリ菌について、ストレスを抱える世代の方々には周知されています。
今回、九州大学のグループが限られた地域の住民を長期に渡って追跡調査をし結果を発表しました。この調査は福岡県の久山町の住人を対象に、
胃の粘膜の細菌であるヘリコバクター・ピロリ=ピロリ菌の有無や胃がんリスク等に着目しました。
その結果によりますと、近年肩身の狭い思いをしている愛煙者には耳の痛い結論に達しました。
ピロリ菌感染者でかつたばこを吸う人は、ピロリ菌感染がなく喫煙しない人に比べますと、
胃がんのリスクが11倍に跳ね上がる事が分かりました。

ピロリ菌について詳しく知りたい方は Ristorante FUWA leのバックナンバーを参考にして下さい。
( ☆☆☆☆  画面右側の「サイト内検索」に「ピロリ菌」とキーワードを入力して下さい! ☆☆☆☆

 *****  2008APR23rdWed   *****    
 健康補助食品のマヌカハニーとニュージーランドの先住民のマオリ族のお話!
 
 *****  2008APR17thThr   *****    
 健康診断「ピロリ菌検査」の必要性のお話し!)

次に、同じく生活習慣病=いわゆる成人病疾患の1つである糖尿病治療に役立つ研究成果について。
群馬大学の生体調節研究所の小島至教授と中川祐子助教の研究グループが明らかにしました。
それによりますと、すい臓にも甘みを感じる細胞である甘味受容体があると分かりました。
甘味受容体は舌にある甘みを感じる細胞のことで、今回初めて膵臓にもあると実証されました。
来週、アメリカの科学誌「プロスワン」でもこの新発見を発表します。
世界の糖尿病の権威達が治療に役立てようと、今後の研究へと裾野が広がります。

最後に、同様に来週日本の大学の研究チームがアメリカの疫学誌に発表する内容について。
筑波大研究員菅原歩美さんらが明らかにしたところによりますと、
日本人に限って「女性の肥満度」が減少していることが分かりました。
日本人女性の肥満度を示す体格指数=BMIが10代後半から20代にかけて減少に転じています。
こうしたデータは他国では見られない傾向で、日本人女性の美意識の影響だと考えられます。
しかし菅原さんは「健康や出産への悪影響が指摘されている。」と心配しています。

今日は、喫煙者の胃がんへのリスクの高さと成人病の治療に役立つ細胞の発見、
日本人女性の体型の痩せ型傾向、と身体の健康に密接に関わる研究結果をざ〜〜〜っと見ました。

健康は自分ひとりだけでなく身の回りの大切な人や友人とで揃って気を付けたいものです。
お忙しい春の季節、みなさん元気に過ごしていますか???



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