*****  2008Nov 2condSun *****   メークと脳機能の働きの研究結果、脳科学者の茂木健一郎さん登場〜〜〜!のお話! 
Sunday, November 02, 2008, 17:32 - プチニュース
今年の初夏に、FMラジオの番組で、
「化粧は女性の心では、「趣味の分野」に位置づけられる。
 普段メイクにじっくり時間をかけている人は趣味の時間を楽しんでいるのと同じ感覚である。」と、
心理学の研究者の解説が紹介されていました。この話題を興味深く聞いていました!



先日、また化粧と脳についてユニークな研究成果が発表されていました。2008年10月14日の事。
日本の化粧品メーカー・カネボウと脳科学者の茂木健一郎さんが共同研究で、
化粧や美を脳科学的なアプローチで研究するプロジェクトの第一弾の成果を発表しました。

その研究で今回、判明したのは、
「化粧は外との社会的な関係を築く上で“橋渡し”の役割を担っている」という結果です。

このプロジェクトは、
女性が自分の化粧をした顔を見た時に脳が何を感じているのか???という事に着目をしています。
女性に、素顔の自分の顔、化粧をした顔、他人の顔、を見た時の、脳の活動に注目しました。
比較した結果、他人の顔を見た時と、化粧をした顔を見た時の脳の活動が近いと発見がありました。
そうした結果から、茂木さんら研究者は、化粧が社会との“橋渡し”役を担うと、示唆しています。
このメカニズムを簡単に言いますと、
        →化粧をすることによって自分を客観的に見ている
        →化粧は社会的なイメージを作る
        →他人と積極的にコミュニケーションする橋渡し役となる 、というものです。

脳の活動の様子を、fMRI=機能的磁気共鳴影像法、という最先端の機械で測定しています。
化粧と脳の認知にかかわる内容で、初めて科学的に実証されました。
また、この研究について詳しくは、今月(11月)15日〜19日にアメリカ・ワシントンDCで開かれる
「Neutroscience2008=北アメリカ神経科学会」で発表されます。



最近、特に茂木健一郎さんは脳科学者として、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」の司会や、
テレビ番組や雑誌週刊誌になどのメディアに積極的に活動しています。
別のインタビューでは、女性の脳の働きを調べたところ、
素顔は「裸」、化粧をした状態は「服を着ている」のと同じと解説していました。

今回の研究でも、自分の素顔を見た時というのは、化粧をした時との違いが指摘されています。
他の場合と、全く違った脳の部位を使ってドーパミンを出してている事がわかりました。
ドーパミンと言いますと、運動調節、ホルモン調節、快の感情、意欲、学習などに関わっています。
アドレナリン ノルアドレナリンといった物質の前駆体=その生成される前の段階の物質です。
つまりは、
女性が鏡の前に座って化粧を始める前、自分の素顔を見て脳にとって良い活動が働いています。

私は、ほぼ毎日鏡の前に座ってメイクします。
こうしたお話を聞いていますと、“脳の働き”意識してしまいますね。
茂木さんが   「女性は顔を使って脳にも化粧をしている」   という言葉を使っています。

少子高齢化の社会となった今、こうした脳の働きと化粧の関係の研究は、
高齢者の脳機能の活性化へ繋げようと研究が始められています!
詳しくは、次回の Ristorante FUWA le で紹介しましょう! お楽しみに〜〜〜!!



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