****  2008Aug16thSat   *****   シンガポールのお盆の祭りと気鋭の映画監督来日インタビュ−のお話し!  
Saturday, August 16, 2008, 23:05 - エンターテイメント(MUSIC/MOVIE/BOOKS)
帰省によるUターンのピークのために各地の高速道路は渋滞も!!
日本の多くの方々にとってお盆は、夏休みとご先祖の供養の意味があります。

お盆自体は仏教徒の行事です。中国や東南アジアの華僑の人々も近い祭りを行っています。
香港・ベトナム・シンガポール・タイなどの国では農暦の7月に1ヶ月間は「中元節」です。
シンガポールでは英語で「ハングリーゴーストフェスティバル」と呼ばれています!
今日の写真は、自治会や会社、商店などで祀られる祭壇などの写真です。
去年(2007年)の中国語留学中に撮影しました!ご近所さん、会社などの行事に参加しました。

( Ristorante FUWA le のバックナンバーにはハングリーゴーストフェスティバルについて
 度々紹介しています!人口の76%が華僑の国の伝統的名お盆はおごそかで一風変わっています!
 ☆☆☆☆  画面右側の「サイト内検索」に「ゴースト」とキーワードを入力して下さい! ☆☆☆☆ )





このお盆の風習「ハングリーゴーストフェスティバル」の期間に各地で行われる舞台があります。
グータイ(歌台)という名前のレトロでローカルで演歌などをベタに歌うステージです。
庶民のお盆の楽しみの1ツ、このグータイを題材にした映画が昨年大ヒットしました。
この映画をきっかけに、ロイストン・タン監督はシンガポールのヒーローとなりました!
現在、32歳。なんと!この若さで世界各国の映画祭で60以上もの賞を受賞しました!
ロイストン・タン監督は中国・福建省がルーツのシンガポール人です。
タン監督は日本ツウで知られています!!NHKとの共同製作、北海道がロケ地の作品もあります。
今日はタン監督の日本でのインタビューから映画のヒットとその後のお話についてです。
今月(2008年8月)、話題の映画「881 歌え!パパイヤ」のPRで来日しています!

( もちろん!!Ristorante FUWA le では大ヒット当時(2007年)タン監督の記事が満載です!!
 ☆☆☆☆  画面右側の「サイト内検索」に「881」とキーワードを入力して下さい! ☆☆☆☆ )



去年、タン監督が空前の大ヒットを飛ばし、国民的人気となったのがこの作品。
私もシンガポール国立大学で留学中、そのブームの波を生で感じています。
雑誌や新聞には、常に主役の2人のゲータイ歌手やタン監督の写真が掲載されていました。
映画のみならず、衰退しつつあった、ゲータイ自体へ足を運ぶ人の姿が増えました!
一昨年には、私は本来の意味は全く知りませんでした。存在を知らないという学生もいました。
しかし、話題をさらった映画の影響で、若者達もこぞってローカルな大衆舞台を体験しました!

作品でグータイの歌手やダンサーを斬新・奇抜な200着を越える衣装で華やかに飾ったタン監督。
監督のお話しによりますと、2007年の映画のヒットでグータイの衣装にも変化があったそうです!
というのも、グータイを年代に見ていきますと、80年代は大袈裟で派手な衣装、
90年代は少し地味な路線に、そして、去年から再び劇中の様な派手路線へと移り変わっています。
その上、1年に一度、旧暦の7月の頃限定の風物詩存在だったのが、
今では月に一度ぐらいは国内のどこかの寺の縁日などでもグータイが開催されているそうです。



タン監督がアメリカ「TIME」誌アジア版の「アジアのヒーロ20人」に選ばれたのが2004年の事。
シンガポールの映画界を大きな力で引っ張っていく牽曳の力を持つと期待を背負っています。
今回のインタビューの中では、
東京の街のファッションへの印象、シンガポールの華僑としての風習へのこだわり、
また、現在シンガポールで公開中の新作などについて、熱意を込めて話しています。

古風な文化を熟考して、新しいセンスを光らせている、彼の作品作りの根底にある信念を感じます。



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