*****  2008Nov14thFri   *****   中国出身の女優コン・りーさんがシンガポールの市民権取得しました!というお話し! 
Friday, November 14, 2008, 23:39 - エンターテイメント(MUSIC/MOVIE/BOOKS)
今週火曜日(11日)、シンガポール国籍を手にした、ある人の話題でもちきりになりました。
このきっかけになった記事は、前日(10日)のシンガポールの地元紙の報道です。

ある人、というのが中国出身のスターである女優コン・リー(Gong Li)さん(43)です。
コン・リーさんは、ハリウッド映画、「SAYURI(Memoirs of a Geisha)」にも出演しています。

1996年に、シンガポール人のタバコ会社の社長と結婚しています。
今年(2008年)になって、シンガポールの市民権(国籍)を申請していたというもの。
それを受けて、先日シンガポール政府開催の国籍授与式に出席して、国籍を取得しました。
記事によりますと、この授与式にはその他にも149人の取得者が出席しました。

コン・リーさんは2007年、
中国人民政治協商会議(Chinese People's Political Consultative Conference)の委員を務め、
また、2001年にはオリンピック北京招致代表団としてモスクワでの活動に参加しています。



私がシンガポールの政府系の放送局のFMラジオのDJをしている時、
現地では外国人でありながら、シンガポール国籍を取得している方々がわりと身近にいました。
加えて、アジア各国、日本出身の友人がシンガポールの市民権を申請手続きの準備をしていました。
とは言え、特に国民的な著名人の場合は、こうした報道の裏で物議をかもす事もあります。

実は、シンガポール政府は去年、技能や資格を持つ外国人の移住を促進すると発表しています。
その計画では、2050年、総人口を 650万人にまで増やす目標を掲げた政策を打ち出しました。
その時点(2007年10月)で明らかにしたところによりますと、
2006年の統計から算出された、総人口は 448万人、そのうち外国人が30%が占めています。
外国人のうち永住権を持っている人が全体の10%、残りが一般の居住者としています。

つまりは、40年ちょっとの間に、およそ200万人の人口を増やそうというものです。
「(大まかに)人口を1.5倍に!!」驚 と、この報道に目を丸くした人が少なくありませんでした。
また、
前後して、シンガポール政府は国立大学の医学部の外国人の学生の受け入れ態勢を緩和しました。
よりオープンな姿勢で、諸外国から医師のタマゴを誘致しようという政策に踏み切りました。
東南アジアの金融などの拠点を目指す一環の政策で、国で人材を育てて備えていきます。

(政府の計画について、詳しくは去年(2007年)10月30日(火)の記事をご覧下さい!
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*****  2007Oct30thdTue   *****   シンガポールの航空会社の好感度と外国人人口の話し!)

そうした背景もある上、2年連続で世界で外国人として暮らしやすい国の 1位に輝いています。
イギリスの国際人材調査会社が、外国で暮らすアジアの人々を対象に調査しています。
世界254ヶ所、調査を15分野を点数で、結果が算出されたものです。
暮らしやすいと答えた人の理由には、医療体制等のインフラが整備によって生活の質が高いことや
犯罪の発生率の低さなどが挙げられていて、自国にいるのと変わらないという声もあります。

(2008年の3月11日(火)のバックナンバーに、世界一くらしやすい都市のランキングがあります!
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 *****  2008Mar11thTue   *****    
 世界で外国の人々が一番暮らしやすい町、シンガポールのお話し!!+リトルインディアの写真)

シンガポールは多民族国家であるため、どの国籍の人であろうと街中では誰も珍しくなく、
かつ、
「アジアの文化の十字路」「アジアの交差点」と代名詞を持つ程、各国の文化が集まっています!
日常で母国の料理や文化、人と出会えます。それがシンガポールでの暮らしやすさ、だと言えます。

 

コン・リーさんは、女優として作品や役柄、スタッフに恵まれ、多くの賞を受賞してきています。
その才能が中国、ベネチア、フランス、アメリカと各国で認められています。
今回の市民権取得は、その実力がシンガポールの人々の間でもお墨付きの証明になりそうです。



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