****   2010Mar12thFri   ****   創業百余年、老舗アナゴ料理店のガイドブック・・・笑 アナゴの美味しさに迫るお話し! 
Friday, March 12, 2010, 23:50 - 美食
天気予報の1週間予想を見てますと、気温はしばらく2桁代(10℃は越えて)暖かくなる、そうです。
そうした日は、寝ている間に布団をはいだりして、逆に体調を崩すこともあります。
皆さん注意して下さい。私の周囲では、先週の激サム=真冬の寒さの日々で、風邪をひいています。



さて、体調管理には特に食べ物にも注意が必要ですね!
今日は、Ristorante FUWA le らしく↑↑↑↑↑ 写真 栄養の宝庫と言われる“アナゴ”について。
先月末(2010年2月)、あなごの名産地、広島・宮島で“あなご飯=あなごめし”を食べました!
観光ガイドを見て、1901年=明治34年創業の老舗“あなご”店へ行ってきました。
実は、7年前=2003年の広島ガイドを見てたどり着きました。笑
この日、老舗のアナゴ店のお席で、ちょっとした偶然に少々ほくそえみました!!
相席になった大学生の男性が4年前=2006年の広島ガイドを見て来ていた事です。
お昼前に到着し、「少々早いランチ。」、と思いつつ、それでも“1時間待ち”でした。
学生さんにとって、千数百円の“あなご飯”は、限られた予算でも“奮発”と教えてくれました。
確かに、私にとっても“奮発”です。笑

宮島の近海でとれるアナゴは“極上あなご”と言われています。
その理由は、大野瀬戸と言われる宮島周辺の環境、キレイな水質と、餌にあるそうです。
アナゴは肉食ですから、小魚や海老、蟹、タコ、貝類、ゴカイ等の小動物を捕って食べます。
育ったアナゴの栄養価としては、脂溶性のビタミンも多く含み、ビタミンAやEも豊富です。
健康維持に必要な不飽和脂肪酸のDHAやTPA、ミネラル、カルシウム、亜鉛、鉄も適度にあります。
昔から免疫機能を強化する、と言われる秘訣。粘膜の働きを正常に保つためです!
旬は、基本的には1年を通しておいしく食べられますが、1月中旬頃が一番うま味が増すんだとか。

ところで、写真の宮島名物あなご飯は、あなごのアラで炊き込んご飯にアナゴがのっています。
びっしりのったアナゴは、まず素焼きし、その上で裏表を“3度”も本焼きにするんだそうです。
炊き込んだご飯をしきつめトッピングした後、秘伝のタレがかけられます。

“奮発”のランチ。笑 一口目、柔かい!!アナゴの身はふっくら。脂がのっています。
肉厚で噛めば噛むほど、濃厚な旨味に変わっていきます。ついつい黙って食する喜びを感じます。笑

最後に、アナゴの生態は、未だに不思議なんだそうです。
日本各地に漁場はあります。日本の内海へは、稚魚の頃、黒潮にのってきます。
でも、産卵の場所は特定できていません。
その上、中国や韓国、また日本各地の漁場で捕れるアナゴは、同じ産卵場所だと想定されています。
各地で捕れるアナゴの味やサイズの違いは、正に育った環境によって左右されている、という訳です。

さて、皆さんも最近美味しい海の幸、旬の幸、を堪能していますか?元気の源、補充しましょう!



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