*****  2008APR20thSun   *****    南米アンデスの楽器が奏でるフォルクローレのお話し!in大阪・梅田〜PART2〜ペルーの食文化+α 編 
Sunday, April 20, 2008, 20:41 - 美食
これまで、 Ristorante FUWA le では、東南アジア、アフリカ、諸外国の文化を紹介しています。
週末の夜の大阪梅田のラテン・バーでのペルー料理や音楽など南米の風に吹かれてきました。
南米アンデスの地ではぐくまれた民族音楽のフォルクローレ、素晴らしい大衆芸術の1つです。

この夜、初めてペルー料理を頂きました。ペルー料理はいろんなペルー国民の影響を受けています。
中国、日本、スペイン、アフリカ、アンデス、アマゾンの料理が混じって独特な食文化を築きます。

ナチョスのトマトソース添え、マッシュポテトの揚げ物や、アボカドたっぷりのグリーンサラダなど、
メキシコ料理や多国籍料理店で食べたような???親しみやすいおいしい料理の数々です!
↓↓↓↓↓ 写真 チーズたっぷりのピザには、豆、ジャガイモ、ハバネロが入ってスパイシーです!

 

大阪梅田の周辺には40を越えるメキシコ料理をはじめとする南米料理店が鎬を削っています。
この店はメキシコ料理の伝統的な薄焼きのパン、自家製トルティーヤがご自慢の、ラテン・バーです。
ペルー共和国の国土の周り、東にブラジル、西に太平洋、北にコロンビア、南にチリがあります。
ペルー料理には魚介類が豊富で、とうもろこしやジャガイモがよく食べられます。
そもそもトルティーヤは、とうもろこしを材料に、石臼ですりつぶして薄く伸ばして生地にします。

各国へ降り立ち、その国の料理を頂く時、気になるのが、その国のビール!ご当地ビールです!
ビールの銘柄には、クリスタル、クスケーニャ、アレキペーニャ等のブランドがあります。
今夜の面々は、海外の暮らしが長い人が多く、それぞれが思い出す様に、
飲み物メニューを見て、「そうそうペルーと言えば○○ですね。」とオーダーしていました。
ペルーや南米諸国独特の飲み物があります。清涼飲料水の、インカ・コーラやコカ茶。
コカ茶はボリビア、アルゼンチン等の国々で飲む習慣があります。

さて、さて、昨日の記事でフォルクローレ音楽で使われる南米の楽器についてお話しました。
今日も1つ、チャランゴ、という弦楽器を紹介しましょう!↓↓↓↓↓ 写真 小さなギターです。

 

一見、ウクレレの様なコンパクトサイズです。長さが、40cm〜60cm程。
チャランゴの名もスペイン語です。16世紀にスペイン人が南米に持ち込んだある楽器が前身です。
ビウエラ・デ・マノというギターの基となる楽器が、発展してチャランゴになりました。
その発祥の地は、ボリビアと言われています。その材質は木でできたものがほとんどです。
ユニークなものでは、これを・・・お国柄、ご当地柄、とでも言うのでしょうか???
「アルマジロの甲羅」がチャランゴの胴体の材料として使われているのもあるそうです。
南米のフォルクローレ音楽は、そのほとんどが踊りのための伴奏を目的に作られた曲が多く、
このチャランゴ、ギターなどの弦楽器と大太鼓のボンボだけでも演奏が成り立つそうです。
そこに歌だけが加わるというシンプルな構成の曲も少なくありません。

最後に、フォルクローレの踊りについて。南米の人達がお祭り騒ぎで夜を踊り明かすという伝統音楽。
男女ペアの踊りでは「サパテオ」と呼ばれる馬の足音を模した独特の足裁きでステップを踏みます。
また、「マランボ」という男性だけが踊るステップはタップダンスの様に歯切れ良く軽快です。

スペイン語の歌詞が載せられたこの音楽が場の雰囲気をガラリと変え、酒や食が進みます!
フォルクローレ音楽の本来は英語のfolklore=フォークロアという言葉は、
民族音楽のみならず民俗学、民俗的な伝承の一般事項を広く指す意味があります。
今、日本の大阪というこの土地で、人や言葉が交差し、南米の文化が人から人へ伝承しています。



  |  このエントリーのURL  |   ( 3 / 1864 )

戻る 進む