Thursday, October 29, 2009, 23:56 - プチニュース
今日は最近、発表された2009年版の世界のランキングについて2つをご紹介します。
まずは10月27日(火)、ロイター通信社など各社が取り上げた“世界一繁栄している国”から。
発表したのは、民間の研究機関「レガタム研究所」です。このたび、2009年版に注目が集まりました。
このランキングは、レガタム研究所の独自の指数、“レガタム繁栄指数”によって算出されます。
調査の対象になっている地域は、104カ国、これは地球上の人口の9割にあたります。
“レガタム繁栄指数”が判断している項目は具体的には、
経済成長や民主主義の度合い、生活の質など各国の人々の暮らし、等に着目しています。
日本は何位ぐらい?と想像しますか?
日本は豊か。不景気の影響。世界へ誇れる研究・開発の技術。様々な事が浮かびますね。
結果、今回は日本は 16位でした。ちなみに、アジアでは日本の16位が最上位です。
アジアの国々は続いて、香港 18位、シンガポール 23位、台湾 24位、中国は 75位でした。
ここで気になります、 1位または上位の国々、トップ10をご紹介します!
1位はフィンランドです。続いて、 2位はスイス、
3位スウェーデン、 4位デンマーク、 5位ノルウェー、 6位オーストラリア、
7位カナダ、 8位 オランダ、 9位 アメリカ、 10位ニュージーランドです。
皆さんお気づきだと思います。どうしてアジアの国々は、豊かに見えるのに順位が低いの?と。
ランキングを発表したレガタム研究所の副所長、ウィリアム・インボーデン博士がまとめました。
アジアの国が順位が低い原因は大まかに 1つは民主主義、もう1つには個人的自由に関する部分、
この2つを除けば、多くのアジアの国々の経済の信頼性においても良好と、指摘しました。
つまりは、本当の“繁栄”はお金だけではない!と言及しています。
続いてのランキングは、“世界の都市力ランキング”です。
森記念財団・都市戦略研究所が10月22日に、 「世界の都市総合力ランキング2009年版」と発表。
世界主要の 35都市の都市力を選定し、評価しています。
その結果、1位ニューヨーク、2位ロンドン、3位パリで、4位東京、5位シンガポールでした。
このランキングは、国でなく“都市”という単位で評価するところが珍しい、と注目されます。
その判定には、大きく分けますと3つの観点を11の要素から、総合評価します、
1.都市の力を表す主要な6つの要素
「経済」「研究・開発」「文化・交流」「居住」「環境」「交通アクセス」
2.グローバルアクター
「経営者」「研究者」「アーティスト」「観光客」
3.生活者
森記念財団・都市戦略研究所によりますと、東京は「居住」と「交通アクセス」の分野が弱く、
逆に、「経済」「研究・開発」分野などは非常に強く、また「環境」分野は1位と評価しています。
今日は、2009年版で公表された世界のランキングを2つ取り上げてみました。
みなさんにとって、日本、東京、またはお住まいの地域の評価はいかがでしょうか?
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