*****  2008Nov29thSat   *****   「錦秋(きんしゅう)の候」の嵐山と「朝茶は7里帰っても飲め」な茶殻の頂き方のお話し! 
Saturday, November 29, 2008, 23:45 - 健康・栄養
今日はお仕事で京都市左京区の嵐山へ出掛けました!関西を代表する紅葉狩りスポットです。
天気予報では、高気圧がはりだし、小春日和が期待できる、とのこと。
京都・嵐山へは「桜」と「紅葉狩り」の季節には大勢の観光客が詰め掛けます。
↓↓↓↓↓ 写真 嵐山のシンボルである渡月橋周辺の料亭やお茶屋さんが軒を連ねるあたり、
ご覧の通りの、歩くのも大変なほどたくさんの人で溢れかえっていました!



阪急電車の駅から桂川の河川敷へ向かって歩く人たちは口々に「きれいね〜。」「凄いね〜。」と、
そんな会話で「嵐山の紅葉は全部赤とか黄色にならないのね、緑が残ってる。」って言っていました。
そうです、嵐山の紅葉には、年中緑の葉で多い茂る常緑樹も混ざっています。
そのグリーンの中に、斑に赤やオレンジ、黄色の紅葉した木々が浮かぶのが特徴です!
とってもきれい!「錦秋(きんしゅう)の候」という言葉は、
その様子がまるで錦(にしき)の織物の様に美しいと例えられて秋の風景を表現しています。
平安時代の貴族から始まったとされる紅葉を鑑賞する習慣から、京都には落葉樹が植樹されました。
その時代は紅葉した枝を手で折って、手のひらにのせて色づいた木々の葉を楽しんだ、そうです。
こうして鑑賞したことから果実を収穫する「狩り」と同様に「紅葉狩り」と表現された!?とか。
また、山がお化粧をしているニュアンスの「山粧う(よそおう)」という言葉も生まれました。

艶やかに色づく野山や寺院の庭での「紅葉狩り」、今、全国の名所で楽しまれています。
そうそう、今日は晴天!だったのに急に小雨が降ったりやんだりしたんですよ。
「嵐山は山の天気と同じでころころ変わりやすい。」と教えて頂きました。
京都市内の天気が晴れマークの予報でも、みなさんお出掛けの時には気をつけて下さいね。





「朝茶は7里帰っても飲め」と、日本人は古くからお茶の効能を言い伝えてきました。
先日、お茶を使った健康法として、お風呂での茶殻の活用法!を紹介しました。
「飲むだけじゃもったいないお茶クッキング」を出版した大妻女子大学の大森正司教授の薦めです。

お茶をたくさん飲むことで、人の体にもたらす健康効果が多数有ります。
リラックス効果、発がん性や動脈硬化などを防ぐ抗酸化作用、中性脂肪の消化の抑制。

茶で煮出してカテキン効果を得るのも1つですが、茶殻をそのまま食べるのも薦められています。
茶殻の栄養成分は、植物タンパク質、ビタミンA・E、食物繊維。
健康に必要な成分が含まれているのが分かりますね。
また、カテキンは植物ポリフェノールを代表するフラボノイドの一種です。
だから、茶殻を歯で噛むことで虫歯予防に繋がる、と言われています。

その茶葉をおいしく食べられる方法を紹介しましょう!
一石二鳥で、風邪やインフルエンザなどの予防のうがいで使うお茶も抽出できます。

まず、お茶を飲みます。一煎目でカテキンの6割は茶葉から溶け出します。
次に、二煎目の茶葉を煮出します。この二煎目のお茶をうがいに使います。
急須に熱湯を入れて5〜10分間置いておきます。
これで、茶葉に残った4割のカテキンをできる限り抽出します。
この二煎目のお茶を冷まして、ペットボトルなどに入れて冷蔵庫に保存しておきます。
うがい用として冷蔵庫から出し入れして1週間は利用できます。

さて、最後に茶葉の食べ方。茶を煮出した急須の残った茶殻を取り出します。
茶殻におかか、じゃこ、ゴマを混ぜ合わせます。醤油で味をつけてできあがりです。

昨日の Ristorante FUWA le の記事でも紹介しました、
これからインフルエンザや風邪などの予防対策をしっかりとって、元気に過ごしたいものです。
是非、ご家族の皆さん、同僚の方々と、手洗いうがい、のお茶利用を一緒に励行しましょう!!

(お茶の効能と入浴効果についてバックナンバー2008年11月25日(火)の記事へ移動して下さい!
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 *****  2008Nov25thTue   *****   
 緑茶と加齢臭、美肌、健康、その関係!お茶にこだわった研究のお話し!

 今年10月5日(日)の記事、カテキンの高血糖の改善の効果の新発見についても掲載しています。
 *****  2008Oct 5thSun   *****   
 高血糖の改善!!新しいカテキンのパワー発見!やっぱり緑茶は“すっげえな!”のお話し! )



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